数学記号について
最初は記号について話してみます。
記号はよく見るものからあまり使わない少しマニアックなものがあります。
今回はあまり使わない記号について話してみます。
今日話す記号は「ℵ」という記号です。この記号は「アレフ」と言います。この記号はドイツのカントルという方が考えた記号だそうです。
このℵの意味は簡単に言うと「実数の濃度」という意味になります。ここで言う「濃度」とは、「集合の要素の個数を表すのに個数を一般化したもの」という概念で、カントルが導入したものです。また、「二つの集合がお互い1体1の対応にある時にこの二つの集合の濃度が等しい」としました。
身近なもので言いますと、空集合を表す記号「∅」はもちろん個数で言うと0となるので、∅の濃度は0ということになります。
また、自然数の濃度は、可算無限であり、これを「ℵ0」「アレフ·ゼロ」と言います。「ℵ」は実数の濃度は自然数とは違い非可算無限であるので濃度はℵ0<ℵということになります。
このように実数の定義や、関数の概念など微分積分学の問題に基礎を与えたのが集合論となるのですヽ(*´∀`*)ゞ
今回はこの辺で終わろうと思います。
ありがとうございました!