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自分を宇宙から俯瞰してみる

私が初めて「宇宙の視点」という概念に触れたのは、15年前上野の科学博物館でした。

地球の歴史を学ぶ中で、何億年という壮大な時間の中で、人間の寿命がいかに短いものであるかを知り、大きな衝撃を受けたことです。

電機メーカーで培った技術者としての経験と、コーチングを通して得た人間に対する深い理解。

この二つの経験が、上野でのあの感動とつながり、私を「宇宙」という壮大な視点へと連れ出すのです。

かつて、私は物事を論理的に捉え、分析することを得意としていました。今でも私は唯物論者だと思っています。

しかし、コーチングの世界に足を踏み入れ、多くの人々と対話をしながら向き合っていくうちに、論理では片づけられない不思議な現象が次々と起こるのです。

人間は論理だけでは捉えきれない、線形では無い、もっともっと深遠な存在であることを実感しています。

感情や直感、信念、魂などが深く深く関わるようです。

その感覚はまるで、地球という星に住む一人の人間として、宇宙を見上げるような感覚に重なります。

例えば・・

宇宙の広大さ、そしてその中に存在する無数の星々。
私たち一人ひとりがこの宇宙の一部であると考えると、悩みや不安が少し小さく感じられるのではないでしょうか。

仕事で大きなプレッシャーを感じている時など、私たちはつい自分自身を責めてしまいがちです。

しかし、上野の科学博物館で学んだ地球の歴史に視点を移すと、私たちの人生は、ほんの一瞬の出来事に過ぎないことに気づきます。

今ある悩みごとは、まるで広大な砂浜にある砂一粒のようなものかもしれません。

もちろん、仕事で抱える悩みや課題は、現実として存在します。
論理的に解決する場合もあります。
しかし、理不尽なことがとても多い。

それらの問題を宇宙という大きな視点から眺めると、新たな気づきや解決策が見つかることがあるのです。

これが不思議なんです。

「俯瞰する」という言葉は、単に上から見下ろすという意味ではありません。

それは、自分自身を客観的に見つめ、より大きな大きな視野で物事を見て感じ受け入れるということです。

宇宙の視点を持つことは、私たちに心にゆとりを与えます。
そして、自分自身を大切にすることを教えてくれます。

それをたくさん味わう。

するとより充実した人生を送るための気づきを与えてくれる気がします。

上野の科学博物館で感じた驚きと感動を大切にして、未来を俯瞰して歩んでいきたいです。

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