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モーニングからの美術館

“低等浪人”を自称しているのだから
なんてことない日常を、大袈裟に楽しんでいる独自のくだらない生活を書き殴っておきたいのだが
「これをした」→記録しておこう、ってな流れになっている。

普段は全くキラキラしていないのに
だからこそちょっと動いたことをそれらしく書いてしまうのだ、何気ないことも書きたいのだが
またしても楽しい記録…


友人も好きそうだなぁ、とチェックしていた美術館の展覧。まさに「これ行かない?」と誘われて、二つ返事で出向く事に。

しかし、頑張る友人は疲れとストレスが出てしまったようでキャンセル。
私は体調を崩して予定を変える、という経験に乏しい
友人の体調不良はとてつもなく心配だし万全にこしたことがないが
頑丈過ぎる自分は人の痛みを本当に分かち合えているのか、時に不安になる。自分勝手が過ぎないか…
歩きながらいろんな考えが浮かんでは消える。

迷った挙句、タイミングが合えば友人と再び行ってもヨシ。友人のタイミングでフットワーク軽く行ける可能性も高い、と踏んで1人美術館へ行く事にした。

その前に久しぶりに都心に行くのなら、と近くの美味しそうなモーニングをチェック、タイトルの写真にある
“コンビーフエッグベネディクト”にコーヒー
ストーブ近くのテラス席で頬張りつつ至福の休日をスタートさせた。

都会だなぁ

タイトルに惹かれた。
友人が「生きてる間に日本で見られるとは」と言っていたので、プロフィールをチェックする

1911年パリでタペストリー専門の商業画廊と修復アトリエを経営する両親の次女として生まれる。父親の支配的な態度、病気に苦しむ母親を長きにわたり介護していたことが、幼いブルジョワに罪悪感や裏切りの感情、見捨てられることへの恐怖心を植え付けた。1932年、二十歳のときに母親が死去。同年に、ソルボンヌ大学数学科に入学するも、母を亡くした悲しみからアーティストとしてのキャリアを志望するようになる。その後、ソルボンヌ大学、パリ国立高等美術学校、エコール・デュ・ルーヴル、アカデミー・ドゥ・ラ・グランド・ショミエールでアートを学ぶ傍ら、フェルナン・レジェを始めとするアーティストのスタジオに通う。1938年、アメリカ人美術史家のロバート・ゴールドウォーターとの結婚を機にニューヨークに移住し、1940年代半ばから作品を発表。1957年にアメリカの市民権を取得。1982年には女性彫刻家としては初となるニューヨーク近代美術館での大規模個展が開催された。1989年フランクフルト芸術協会(ドイツ)にてヨーロッパでの初個展を開催し、1993年にベネチア・ビエンナーレのアメリカ館の代表となる。以降、ポンピドゥー・センター(パリ、1995年)、横浜美術館(1997年)、テート・モダン(ロンドン、2000年)などで重要な個展を開催。2010年に他界。

森美術館HP/ルイーズ・ブルジョワ略歴


「わたしは母の合理性と父の病んだ心を受け継いだ」とある
私は母の常識と父の奔放をぶっ壊して継いだ、と思う

美術館が好きだがそこで持った感情や感覚を言葉にする事は苦手だ。(え)
だけど間違いなく作品を前に私の心は様々動く

人は多かったが開催からしばらく経つので割合ゆったりと鑑賞できた。1月19日まで開催している

その後、新宿まで散歩

今年初マフラー、都心はビル風もあるのか冷える
巻いて正解!この間サンダル納めしたばかりのつもりが、
確実に冬が近づいている…
週明け外せない用があるので防寒とマスクし、
うがい薬も持参した


外苑のいちょう並木、賑わっていた
国立競技場も横目に

新宿でクリスマスプレゼントを調達したかった。

明確なリクエストを受けて探すが、どうして私の価値観を挟んでしまう

良くない!些細な事だが、己の理想を相手に強要する
そうすると自分も相手も苦しくなる
比較、悩んだ挙句とことん希望重視で選んだとさ。
あげるならもらった相手が喜ぶことが一番だよな

少し体調が改善したという友人と落ち合い夕食へ。
美味しい物を食べながらあれこれと話す


広い世界を見ていること
ブレずに努力を続け成果を出すこと
同級生だが尊敬に値する、眩しい!

人の事実でない悪口を流すこと、自分の幸せを測れず人の幸せを壊そうとすること…そんな事する?って振る舞いに「可哀想な人だと呆れてしまう」と愚痴る。

「“可哀想”だと少し同情が入っちゃう、そんな奴もはや何の感情も挟めない、ただの“哀れ”だよ。」「大人の喧嘩はさ“5年単位”と思っている。見ていて分かる人は確実にいる。」正しい人はまた誠実にやる事で信頼回復はできるしそれが復讐になる、と
なるほど私も危うく、哀れと同類になり奈落の底へ落ちていくところだった。誠実に、目的達成に向け協力して“正しい復讐を”その為の援護射撃をせねば!!そう誓う。

海外旅行のお土産をたくさんもらい、私も渡せた。

歩いたり、美味しい物をたくさん食べ、作品を見て、友人と話し喜怒哀楽を循環させ、それでまた戻ってきた。寄り道しての休養は休んだだけでなく、きちんと楽しいも加わり満たされた。

私もまた前を向いて少しずつでも歩を進めよう。背中を押してもらった、そんな休日。


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