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狩猟日記:2024年10月9日

朝7時に上田駅前の家を出て罠の見回りに向かう。永井果樹園、坂下果樹園という大きなリンゴ畑周辺に罠をかけているので、標高450mの自宅から標高800mのリンゴ畑へ軽トラを走らせる。

リンゴ畑周辺の森と罠の様子

罠は全部で50箇所(狩猟仲間と2人で仕掛けている)。今日はノーヒット。こんな日もある。

すっかりキノコの季節(全く名前は分からない)

標高1100mにある仕事場(菅平高原の入口)に行き、6日に捕れたオス2歳、オス4歳の鹿の精肉作業をする。今日は2件の発送があるので、17時までに作業を終えて、18時にクロネコヤマトに行かなければいけない。

鹿の背ロースの精肉
鹿のヒレ肉の精肉

美味しい鹿肉?生体搬送?

罠に鹿がかかった場合は、ほぼ100%生体搬送している。生体搬送とは生きた鹿を生きたままジビエ処理場まで搬送すること。処理場で丁寧に血抜きをして解体する。そうすることが美味しい鹿肉をつくることだと信じているが諸説あり。体内にある血をどれだけ抜けるかが勝負だと思っているが、こちらも諸説あり。ただ、年に200頭近く解体していると、解体している途中には良いお肉かどうかは分かるようになってきた。

ひたすらパッキング

17 時まで精肉し、今日の納品物をクラーボックスに入れてクロネコヤマトに向かう。

無事発送完了
いつかの熊の外モモコンフィ

夕飯は精肉しながら仕込んだ熊のコンフィ。外モモと脂の間の筋膜が強すぎて噛み切れない。こういうのはトライアンドエラーなので何度も試すしかない。お肉はとても美味しい。明日は、狩猟体験にゲストがくるので、良い動物が罠にかかっていることに期待して今日は、麦焼酎を飲んで寝る。

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