外資マーケのインターンがキツすぎた話
去年の今頃、いわゆる外資マーケと呼ばれる会社のWEBテストを受けた。知ってる会社だったからという軽いノリで、対策も万全の状態じゃないまま人生初のWEBテスト。受験後もあまり手応えはなかった。
後日、WEBテスト選考が通過したとの連絡を受けてグループワークのために会社へ向かった。直前に女の子の日が来たことに気づき、トイレに行こうと思ったが混雑しすぎてどのトイレも15分ぐらい待たなければない状況だった。何人かに順番を譲ってもらい、結局グループワークの場所に到着したのは集合時間の5分後だった。血だらけのスカートを履いたまま、息切れしながら会場に入った...(この時点で落ちたと思った)
このグループワークでは「言葉の戦争」のようなことが繰り広げられていた。ある人が案を出したら他の人が「〇〇の観点からそれは無理だと思います」といい、出てきた案が全てボツになっていく。私以外のメンバー全員が自分の論理性の強さを面接官に見てもらおうと、必死になっていた。グループワークというより口論大会のようだった。私にとって初のグループワークで周りの勢いに圧倒され、前半は頷くだけで言葉を発することができなかった。(この時は落ちを覚悟した)その間ずっと、この中でどう目立つかを探っていた。私は頭が切れるタイプでもなく論理的に意見を展開するスキルもない。みんなをまとめるしかないな。後半になってみんなが口論に疲れてきた頃に、まだまだ元気な私は今まで出てきてはボツになった案たちを並べ、これらを組み合わせて何か案が作れないかと提案した結果、完璧ではないがまあまあな案が出来上がった。
遅刻した上にグループワークは後半しか参加できなかったが、後日インターンに参加できるとの連絡をいただき、インターン当日を迎えた。
このインターンの倍率は100倍もあったらしい。グループワークの倍率は10倍もあったらしく、グループのメンバーではわたしのみが参考に通過したようだった。素晴らしいネームバリューの大学の方達とともにインターンのワークを開始した。私は論理性のかけらもなく、語彙力もなく、メンバーが言っていることの半分ぐらいしか理解できなかった。会話を聞き取るだけで精一杯でその内容を自分の頭の中で整理する余裕なんてなかった。理解がついていけないため、グループワークの時のようにまとめ役はできない。ただただホワイトボードを眺めるしかできない自分がすごく悔しかった。とにかく「ロジック」「エビデンス」この2ワードが強烈。心の中では「ロジック?エビデンス?なんや?みんな何言ってるん?」と言いながら、笑顔で頷いてた...それでも私のことを悪くいうメンバーは一人もいなく、みんなの優しさと自分の悔しさでインターン中は毎晩泣いてた。そうこうしながらもインターンの最終日が終わり、迎えた最終発表日、私の班はあまり良い結果を残すことができなかった。
このインターンの最中はめちゃくちゃキツかった。忘れがたい思い出の一つ。でもロジックを鍛える、語彙力を鍛える、アウトプット力を鍛えるという今後の課題が明確になった点で、このインターンは参加する価値はあったと思う。今もnoteを通してアウトプット力を鍛えている。このように、今後も自分よりもレベルが高い人に混じることで、成長につなげていきたい。
ここまでで振り返ってみるとマーケティングに関する記述がほとんどない。正直マーケティングに関する知識はほとんどついていない。インターンに行かなくても本を読めば学べる範囲。強いていうなら、この会社の戦略がCMから読み取れるようになった。これがまあまあ面白い。
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