発端。
小学校の授業参観で「大きくなったら何になりたいですか?」との問いに手を挙げて発表する、しかも全員もれなくというお題に、将来の夢なぞ何もなかった私は困り果てた。
クラスメイト達が次々と発表していく中「○○さんと同じでケーキ屋さんになりたいです」的なのを聞けば聞くほど、誰それと同じは嫌だ、カブりたくない、誰も言わないようなことを言いたい、、、という思いに駆られた。
まずい、うちのお母さんも来てるからさ、存在感消して発表しないというわけにもいかない。でもすでに出た意見に乗っかるのだけは、、、
そんな窮地に言い放ったのが
「私は本を書く人になりたいです」だった。
文章書くのは好きだけど、本を書く人になりたいわけではない。
ただ、人と同じは嫌。それは今も変わらない。