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女同士で飲み会するとロクなこと思いつかない
※この小説は2016年に連載を開始したものであり、当時の世相を反映し、絶妙にダサく古臭いと思われるものも散見されます。
それに輪をかけて、百鳥ユウカは痛い女ですので、精読に耐えないものがあるかもしれません。
しかしながら、編集部および著者の見解として、当時の貴重な文化遺産的な
側面を評価し、連載当時のまま掲載いたします。
ピンポーン。
百鳥ユウカは急いでインターフォンを覗き込んで相手の顔を確認した。
「なんだ、しおりか」
オートロックを解除して、部屋で寝そべりながら親友を待つ。しおりはドアを開けるなりドカカと足を踏み鳴らしながら、奥までやってきた。
「ちょっと! モモちゃん! 聞こえたわよ。『なんだ、しおりか』じゃないでしょう。平日の夜は暇だろうと思って、訪ねて来てやったのに」
「うんうん、ありがとう」 「何、その気のない返事は! いまの彼氏はサラリーマンなんでしょう」
「そ、そうだけど。大輔さんは、まだ新しい彼氏っていうわけじゃ……」
「……! あんた、まさかハゲを待ってたの?」
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1,799字
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昔からかなりモテてきたOLの百鳥ユウカさん(34)。しかし寄る年波に勝てず、自分の価値の低下に嘆く日々。本気で婚活活動に励むものの失敗ばか…
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