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全てを失った彼女は自業自得なのか?

※この小説は2016年に連載を開始したものであり、当時の世相を反映し、絶妙にダサく古臭いと思われるものも散見されます。
それに輪をかけて、百鳥ユウカは痛い女ですので、精読に耐えないものがあるかもしれません。

しかしながら、編集部および著者の見解として、当時の貴重な文化遺産的な側面を評価し、連載当時のまま掲載いたします。

警察署に連れて行かれると、モニターの前に座らされて、あるビデオを見せられた。

そこに映っていたのは成城学園前のマンションの前で隆二を待っている自分の姿だ。なんともいじらしい。

「ここに映っているのは、百鳥ユウカさん、あなたですね」滑舌のはっきりしたよく通る野太い声でユウカは問い質された。

「はい」

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3,716字
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