協働事業「びびんこ」って?①(概要と選考の流れ)
現在、ソシオファンド北九州の中心的な事業である協働事業「びびんこ」では、2023年からスタートする協働の協働先団体を募集しています
そこで改めて協働事業「びびんこ」について、概要と協働に至るまでの過程をご紹介したいと思います。
協働事業「びびんこ」は、社会課題の解決に取り組むソーシャルベンチャー(個人、法人関わらず社会起業家および社会的企業やNPO等)に対して、資金とメンバーのスキル・経験・ネットワークで力強く支援するプログラム
具体的なプログラムの内容は、
・メンバーによる約1年間の経営サポート
・最大50万円の資金提供(助成)
私たちソシオファンド北九州のメンバーが直接的にソーシャルベンチャーに対して社会投資(資金、時間、スキルの提供)を通じて、成長や課題解決に必要なアクションを共に起こしていくことを目指しています
これまで、協働事業に取り組んだのは13の個人・団体
活動分野は、農業、障害者や高齢者福祉、教育、子育て支援と多岐にわたります
活動状況は、立ち上げ間もないこともあれば、すでに事業化されていることも
抱えている課題は、活動の事業化、体制作り、広報、法人化、ビジョン・ミッションの見直しとそれぞれ
私たちのリソースから毎年1〜2団体と協働しています
それ以上のお申し込みをいただいていますので、毎年、約半年をかけて協働先となる団体を選考しています
選考の流れは、
1.申請書受付
2.申請団体へのヒアリング
3.書類・ヒアリング内容に基づく1次選考
4.1次選考通過団体とのプレ協働
1次選考通過団体とメンバーで2次選考に向けたプレゼンづくり
5.2次選考(プレゼン)
この過程を通じて、
「起業家としての素養」
「取り組む課題の捉え方」
「課題解決のための手法」
「ソシオファンド北九州との相性
の4つの視点から、協働先の選考を進めています
そして、選考の最後の決め手となるのが、メンバーそれぞれの「この団体・個人を応援したい!」という『思い』です
この4つの視点を大切にしながらも、やはりこの『思い』がなければ、山あり谷ありの1年間の協働期間を乗り越えることはできず、また協働の成果も出せないと感じています
実際の協働事業は、協働先1団体にあたりメンバー3~5名程度のチームを作り、協働事業を進めていきます
具体的には、2週間に1回程度のミーティングで、課題解決に向けた議論や新たなアクションについて議論を進めていくケースが多いです
ほとんどのメンバーが本業を持っているため、平日の夜に2時間程度といったケースが多いですね
小さなアクションであれば、次回のミーティングまでに取り組んでみて、その振り返りを踏まえて新たなアクションにつなげたり、数回のミーティングをかけてじっくり事業や体制を見直したり、時には協働先とメンバーが一緒になりイベントを開催することも
協働先の課題や状況、そしてメンバーの知識やスキルなどにより、その進め方はそれぞれです
時には「あ、これって〇〇さんが詳しかったよね」と、チームに参加していないメンバーがスポットでミーティングに参加したり、メンバーのネットワークを使ってメンバー外の人に参加してもらったり
チームメンバーを中心にしながら、それ以外の人たちにの協力も得ながら協働を進めています
協働事業はスムーズに進むこともあれば、なかなか成果が出ないことも
ただ、最初になかなか成果がでない時こそ、あるきっかけでグッと成果が出ることも
正解の形のない協働だからこその難しさであり、醍醐味でもあります
そんな協働事業「びびんこ」の今期募集期間は2022年7月20日(水)まで
応募には所定の様式の提出が必要となります
下記の申込フォームで必要な情報を入力していただくと、募集要項と所定の様式等をお送りします
とりあえず、募集要項を見てみたいという方も、お気軽にお申込みください
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScNwV33hcpm4psV5IkhO7WslVkEO5Aavhh2ky8Lp1LvZ9uZOg/viewform
また今年も素敵な出会いを期待しながら、みなさんからの応募も心待ちにしています!