春と本と記録
3月2日、朝。晴れ。
どうやら春が目を覚ましたらしい。
私はマフラーを巻くのをやめた。
鼻や目が少しもやもやとする。朝の光がどこか柔らかで、空気もついこの間まで氷の中を吹き抜けてきたような寒さが嘘のようにあたたかい。
昨日は筍ごはんを食べて、すっぱな甘夏を食べた。夜はなんだか眠れなくて、だけども今日もしっかり仕事なもので、目はパッと覚めた。
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前はたくさんの映画を借りて部屋でひたすら見ていた。ちょっと前はエッセイや人文書や神話をひたすら読み、最近は自然に関する本を探している。
虫や草木や果物や天気を実直に見つめている人の本はどこかにないかなと思いつつ、春のご飯にも思いを馳せる。
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2月はあっという間で、気がついたら終わっていた。
30代に近づくに連れて、何かしらやりたいことやどうなって行きたいかが固まってくるようになった。
子どもの頃は、大人になると、ぐるぐると悩んだり、どうにもうまく行かないことがこう毎日あるだなんて思いもしなかった。そう考えるとやっぱり子どもは最強なのかもしれない。
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朝早く起きて、少し長編のお話を考えてみた。
3月は絵をたくさん描きたいな。
それでは。
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