岸田奈美さんの『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』を読んで|読書感情文
会ったこともない、知り合いでもない家族を、こんなにも大好きになってしまった。
人生でそんな経験あるだろうか。
このnote、最初は「読書感想文」で書こうとしてみたけれど、どこからどう見てもこれは「読書感情文」だった。
岸田さんについて私はnoteでたびたび、岸田さんの記事を読んでいた。
まるで目の前に彼女とちゃぶ台を挟んで、氷の溶けてしまった麦茶を傍らに向かい合ってずっとお喋りを聞いているような感覚のする彼女の不思議な文章は多くの人をぐっと惹き込んでいた。わたしもその一