手記録20241021(核兵器)

2024.10.21
ヨーロッパではまだ戦禍が続いています。片方の国は世界1位の核兵器大国です。
私は戦地からはるか遠くの日本でも、核戦争の恐怖を切に感じます。

核廃絶への道のりは難しいことは明らかです。むしろ現在の核保有国が二桁に届かないことは奇跡だとも思います。歴史を見ても協調軍縮が成功したことは一度もあったことがないのです。人間は集団での角逐で今日まで発展してきたわけで、核兵器という絶大な力は理性をもって応じなければなりません。そのために学問があるはずです。

 私は、核よりも絶大なる力を知っています。それは声です。歴史上、人民の声は為政者によって何度も、何度も、弾圧されてきました。しかし人々の声が止まないことを私は知っています。歴史が証明しているからです。現代の民主主義条文は、自由の対価として殺された何万の先人の血で書かれているのです。私たちは彼らの犠牲の上で毎日のんきに想い更けているわけです。果たして僕らの何が、未来において核戦争を回避する対価となるのかを多くの人は理解していません。あるいは解っているが目を背けています。自分のわずか一代の平穏は邪魔されることはないだろうと、現実に甘んじているのです。

 私は戦争の回避を民主主義の存続よりも重要な問題だと訴えたい。人権問題や食糧問題、環境破壊よりも深刻だと唱えたい。民主主義は失われても、人々がそこにいる限りは忘れられることはない。差別は感じることができるし空腹は自覚できる。砂漠化は目で見ることができる。だけども放射線は見ることも嗅ぐこともできない。核戦争が起きたら、人類はもう二度と声を上げることもできない。

核戦争回避の最有力手段は大多数による言論の批判です。関連して重要なのが教育です。最も簡単に強力な意識改革は教育によって実現可能だからです。正しい指導者の下、新たなムーブメントの必要性を感じました。



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