suffragette

05 さふらじぇっと

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最近の記事

主記録・回想東京都知事選挙

20241119 兵庫県知事選で齋藤さんが当選確定とされ、やや世の中がザワついています。 パワハラとか公益通報者保護の無視とか、まあ問題点は多々いわれています。 私はこの頃になって東京都知事選の結末を振り返っています。 ご存知の通り、小池百合子さんが東京都知事として再選されました。彼女の都民ファーストというスローガンは大衆受けしやすい物ですが、まるで蘇るポピュリズムのようで少し怖かったです。 アメリカファースト、都民ファースト、自国第一主義が世界中で蔓延してるこの雰囲気は歴

    • ネーミングで見る日本史

      二・二六事件って不思議だと思いました 虎ノ門事件とか本能寺の変とか、地名ならまだ分かるけど、日付が事件名になるなんて不思議だと思いました 2月26日に起きたから二・二六事件なんて些か傲慢じゃないかと あとからもっと重大な事件が2月26日に起きたら、どう責任をとるんだろうか 二・二六事件、五・一五事件、五四運動、、、、、 明日みさ先生に聞いてみます おやすみ世界

      • 主記録・YOASOBI東京ドーム公演

        20241110 日曜日、YOASOBIさんは初めての東京ドーム公演を行った その場に僕がいた事実がとても誇らしい YOASOBIのライブはすごかった 毎曲の度、歌い終わると「ありがとう」と言ういくらさんが好きになった あやせさんの曲といくらさんの歌が5万人をひとつにした奇跡が目の前で起きていた 心地よい爆音が流れる中で、僕は迷子になった 一瞬我に返ると、なんと床が揺れていた それまで集中しすぎて気がつかなかったのが不思議だったくらい YOASOBIに感化された5万人が東京

        • 主記録・希死念慮あらため希生念慮

          僕は性格が悪いようです。 だから『死にたい』と言う人がいると、本当か?と疑ってしまうのです。笑 自殺してあの世に行った人は全員、死にたいと思ったのは事実だとは思っています。 ですが、『死にたい』と他人に表出すること自体が、“死”とは背馳する内容に思えてならない感じです。 『死にたい』という感情を、レスポンスを求めてなのか、誰かにさらけ出すなんて死とは真反対の行動なのです。 思うこと、考えること、悩むこと、これすべてが生きているから出来ることですので、死にたいと悩むあなたの姿

          <謎はなし>URB大会

          URBという大会をご存知だろうか。 正式名称をUltimate rotate battleという回転バトルである。 回転力を競って全国から猛者が集まり、その年のナンバーワン回転王を決める。 ここまで言えば分かるだろ? 今年もその季節がやってきた。 季節も回り去年のチャンピオン[フォーク]を倒そうと数多の若手が各地の予選を突破した。 今回はそんな奇妙な大会を紹介しようと思う。 特筆すべきは1回戦だった。 愛媛代表[スクリュー]と東京代表[晋平太]のカード。 どちらも強豪

          <謎はなし>URB大会

          <小説>鶴見川の向こう側へ

          20241028 雨の日は好きだ。病室で1人の私に、そこに居ていいんだよって誰かが言ってくれたような気分がする。 けど、この日は違った。 私はたまらなく会いたくなった。あの日、夏祭りに誘ってくれた名も知らない男の子が、どこかで私を待ってくれているんじゃないかって。 病室の窓から見える土砂降りの街は視界が悪くてつまらない。いつもならはっきりと見える鶴見川。その向こう側は賑やかな夏祭りが、、、いや、こんな雨じゃ延期か中止に違いないけど。 もしもこのままここを飛び出して君に会

          <小説>鶴見川の向こう側へ

          手記録20241026(選挙前日)

          とうとう明日、私ははじめて有権者になる まだ実感がわかない 目の前の鶴見駅で、共産党員の枯れた声が響いている 私は前日になっても、一体誰に投票すればいいのかの結論を見つけられずにいる 私の1票なんてたかが知れてるだろうに、こんなにも苦悩しているのは、僕のこの日の投票がきっと生涯忘れられないものになるから 何年後かに、この日の決断を悔いる日が来ないように私は悩み尽くしている 僕は地元の候補者は度外視して、各党の党首についてただただ新聞を漁っていた。 10年くらい前の野田佳彦

          手記録20241026(選挙前日)

          手記録20241025(歴史学とは)

          「歴史は過去に関する学問だ」と言われたことがある。それは[私の意見では]悪い表現である。 [なぜならまず]過去がそれ自体として学問の対象になりうるという観念そのものが馬鹿げているからである。同時代ではない諸現象を、あらかじめ明確にせずに、どうして合理的認識(※1)の素材にできるだろうか。 ※1 哲学において、感覚を介した経験に由来する認識ではなく、生得的・明証的な原理から導き出された理性的認識を真の認識とする立場 上記はフランスの歴史学者マルクブルックの『歴史のための弁明』

          手記録20241025(歴史学とは)

          手記録-団藤重光と死刑制度

          白鳥決定の研究で、僕は団藤重光を知りました。その時に彼の裁定に対する人道的な姿勢を感じ取った僕は、団藤さんについてもっと知りたいと思いました。  死刑制度について、僕は反対です。でも僕の意見が現代社会の死刑制度問題の終着だとは思いません。僕の知見は限定的で、自分の思想を確かめるためにもほかの意見が聞きたいです。 死刑制度に対する僕の意見 そのうえで僕は死刑は廃止すべきと考えています。  それは死刑というものが刑だとは思わないからです。刑というのは、法を犯したものを懲らしめ

          手記録-団藤重光と死刑制度

          手記録20241023(小説の修辞)

          抽象な表現ばかりだったり、難解な語句の連続であったり そういう小説が世の中にはごまん書かれてきたし、私も読んできた しかしながら、小説の元来の目的はその物語を適切な修辞によって伝えることに他ならない 味を出そうとしたのか、あるいはそういう書き回しをする自分に溺れているのか これは読者に真っ直ぐ伝わるはずだった内容自体を損ねてしまう 芸術の分野で、特に抽象画なんかでは価値観についての議論が度々発生する 私は未だに芸術の本題を理解出来ていないし、小説がまさかこれに重なるようで

          手記録20241023(小説の修辞)

          《あとがき》唐牛のケンタロウ

          人語を話す唐牛という存在 まず、60年安保のもとで全学連を率いたある指導者がいわゆる元ネタです。彼は全国の学生を率いて時の内閣と対決し羽田空港や国会前などで安保闘争に全霊を捧げた人物です。彼は特に織田信長のような偉業を成した人物ではないので世間的にもあまり知られていませんが、私の民衆心理の理解において彼は重要な人物です。 余談 そして、大きな社会的なメッセージ性を持たせて書いたこの小説は僕の修辞能力の限界によってこの程度に抑えられてしまいました。残念です、誰かがリメイク

          《あとがき》唐牛のケンタロウ

          《短編小説》唐牛のケンタロウ

          《序章》子牛の発見 いつものようにぐっすりと寝て迎えた翌朝。 普段と変わらず家族と朝食を食べていた時だった。 朝の報道番組が衝撃的なニュースを放送していた。 --○○○地方の牧場で人語を話す子牛が発見されました-- 僕はウィンナーを頬張ったままテレビを凝視していた。家族もきっとそうだったと思う。ニュースキャスターの整った声とこの珍事の不気味さがなんとも飲み込めない。 その日は高校でもこの話題で持ち切りだった。SNSでは例の子牛の動画で溢れていた。子牛でありながら低い

          《短編小説》唐牛のケンタロウ

          手記録20240816(ネット誹謗)

          2024,8,16 日本での終戦記念日が過ぎて、ネットで囁かれていた南海トラフの予言なんかも通り越して16日になりました。私は家族と車で旅の帰途です。 そういえばTwitterを中心としていたフワちゃんさんの炎上には少し思うところがありました。 この1件がどういう様相か説明はしませんが、これは最近のネットの暴走が如実に垣間見えるものでした。 フワちゃんさんの不適切な発言に対して、誰かが正当化した誹謗が殺到して、誰も声を大にして、これに意を唱えないのです。僕は都知事選で小池百合

          手記録20240816(ネット誹謗)

          手記録20240920(障がい者のお礼)

          障害者は不幸だとは思います。少数派として現世に産まれて、障害とされてしまっていることです。 だから障害者が周りの助けが必要なことも、社会が福祉を施しきることも大切なのです。 障害者は周りから助けられることは多いですが、その扶助に対して障害者側がお礼を言うことはないという意見を目にしました。 これが酷く誹謗されたのはなんとなく察しました(僕の差別意識なのですかね)これは考えたこともないことでした。 僕の常識では、助けられたらお礼を言います。人を傷つけたらば謝ります。至極とい

          手記録20240920(障がい者のお礼)

          手記録20241021(核兵器)

          2024.10.21 ヨーロッパではまだ戦禍が続いています。片方の国は世界1位の核兵器大国です。 私は戦地からはるか遠くの日本でも、核戦争の恐怖を切に感じます。 核廃絶への道のりは難しいことは明らかです。むしろ現在の核保有国が二桁に届かないことは奇跡だとも思います。歴史を見ても協調軍縮が成功したことは一度もあったことがないのです。人間は集団での角逐で今日まで発展してきたわけで、核兵器という絶大な力は理性をもって応じなければなりません。そのために学問があるはずです。  私

          手記録20241021(核兵器)

          手記録20240826(京都朝鮮人部落)

          2024,8,26 私は親の帰省がてらの旅を終えました。 その事について少し書きます。 旅の最後に向かったのは京都の朝鮮人部落です。紙屋川砂防ダムの内にある不法建築群には、在日コリアンたちが住んでいます。 不法に家を建て村を成している在日コリアンと聞いて眉を顰めた人には、ぜひこの話を聞いて欲しい。 被差別階級の現在の彼らの出身は朝鮮ではない。歴史の闇である。 韓国併合以降、農地を取り上げられた朝鮮の小作人は労働者として日本にやって来ました。長く日本での差別と労働環境に堪え

          手記録20240826(京都朝鮮人部落)