<謎はなし>URB大会
URBという大会をご存知だろうか。
正式名称をUltimate rotate battleという回転バトルである。
回転力を競って全国から猛者が集まり、その年のナンバーワン回転王を決める。
ここまで言えば分かるだろ?
今年もその季節がやってきた。
季節も回り去年のチャンピオン[フォーク]を倒そうと数多の若手が各地の予選を突破した。
今回はそんな奇妙な大会を紹介しようと思う。
特筆すべきは1回戦だった。
愛媛代表[スクリュー]と東京代表[晋平太]のカード。
どちらも強豪として回転界隈で名を馳せた猛者である。
先行のスクリューがまず動き始める。司会が合図を出した瞬間、スクリューが回り始めたのだ。
スクリューの本体はステージに直接溶接されているため、客席にまで振動が伝わってくる。スクリューの回転力は異常だった。とてつもない速度で回り、会場では小規模の竜巻が発生した。未曾有の出来事である。
そして客席から携帯、帽子、ネックレスといったものがスクリューに吸い込まれた。そして詰まってしまった。スクリューは序盤だけぶちかましたが、失意のうちに停止した。
次は後攻、晋平太の番だ。
晋平太はマイクをつかみ
YoYo
『俺は全て即興 こいつ書いてきてるよ 快適な場所で書いてきて 最適ぶってるよ 相手は俺なのにな I-DeAが泣いてんじゃねぇか? 回転が違ぇんだよ オツムの回転 お爺ちゃん大丈夫? オムツ変えて』
なんとこいつ、いきなりラップを始めやがった。。。やはり東京代表が一番の狂人なのだ。
もう気がついた人はいるだろう、
晋平太は頭と舌を同時で回しやがったのである。
勝敗は客判定なんか要らないくらい歴然としていた。
--東京代表・晋平太 1回戦突破--
機会があったら他の試合の記事も書いてみる。
ご一読どうもありがとう。