進撃の巨人考察#135、巨人の成り立ちへと遡る回
進撃の巨人135話、ついに歴代の知性巨人がアルミンたちに攻撃をしかけてくるっていう段階に突入しましたね。
個人的に印象的だったのは、ファルコの翼を背中に背負ったミカサが、西洋美術史的にいうとケルビム(ミカエルかなー?)だったということです。
135話より
グイド・レーニ『大天使ミカエル 』
よく見ると135話はアッカーマンだけ(ミカサ、リヴァイ)が立体起動でブレードを持ってるんだよね。それ以外のメンバーは雷槍。これだけでも巨人の息の根を止めるのはアッカーマンであると想像される。
ミカエルは天使の中で一番強い部類に入り、刀と天秤を持ってサタンを退けたと言われている。やはりエレンの首を取るのはミカサで、話をするのはアルミンなのかなーっ
歴代の知性巨人が攻撃をしかけるとなると、思い起こされるのは100年前の壁を築くきっかけとなった巨人大戦になるかなと思う。
私は、壁を築いた巨人大戦は進撃とへーロスが手を組んで行われた「奴隷だった知性巨人が奴隷から解放されるタイミング」だったと予想している。
始祖ユミル以降、エルディアの「ユミルの民」は奴隷の身分であったはずだ。始祖ユミルが死んで、その子供たちがその肉を食うことで知性巨人となったが、それは王家の支配下に行われたものだった。よってエルディア人には「巨人にならない貴族階級」と「巨人になる奴隷階級」が存在していたはずである。
進撃の巨人は、未来視から何世代にも渡って潜伏し、奴隷を開放する時を待っていた。マーレを支配しユミルの民となるよう混血を進める一方でエルディアの貴族階級は特権階級として横暴な振る舞いをしていたであろう。やがて、それを是正するよう進撃の巨人が動き出し、へーロスと組んで(へーロスってアッカーマンだったんだじゃないかと思うのだが気のせいか。。。)知性巨人に働きかけ支配されていた貴族家からの独立を誘導した。
最終的に戦鎚と始祖以外の知性巨人が支配からの独立を選択し、貴族家が知性巨人の反乱で潰されていくことを目の当たりにしたフリッツ王は、マーレ大陸を去りパラディ島に壁を築いて隠居することを提案した。それを受け、未来を見ている進撃の巨人はさらにフリッツ王に不戦の契りを結ばせ、独立した知性巨人をマーレ軍の配下におさめ、それを監視するためにタイバー家を置くことを提案。タイバー家は不戦の契りに破綻が生じた時にパラディス島を攻撃するための存在として、一族で戦鎚を継いでマーレに残ることを選択した。。。
そんなことを想像しています。でなければレイス家が不戦の契りを頑なに守ろうとはしないはず。
よってアッカーマンはリヴァイもミカサも巨人を滅ぼすために何らかの働きをするものと想定しています。
進撃は個人の感情を優先すると命を落とすと予想しているので、エルヴィンやハンジの死去で自分の感情より彼らの気持ちを優先したリヴァイは死なないと予想しています。それより、落とし前をつけると宣言したピークちゃんと個人の感情でライナーをボコったジャンの命が心配です。