
毎日つづく今日。
地下鉄から上りのエスカレーターに乗る。深い地下から抜け出すために2度エスカレーターを乗り継いでやっと地上が近づいてきた。夕日がビルの窓に反射する。銀色が混じり合ったオレンジの光に目を細め、そして思った。
毎日つづく今日。
きのうも、おとといも、その前も、その前も、一年前も、十年前も、、、沈む夕日を目にしたり、眺めてきた。でもだからといって、べつに感慨にふけったりしたわけではない。ただごく自然に機械的にそう思ったのだ。
毎日つづく今日。
そんなことを思った今日は、3組の夫婦やカップルで会食。新宿の和食屋さんでビールに日本酒に、刺身に湯葉につくねに満腹になるまで食事を堪能しました。途中には酔っ払って何を賭けていたか忘れましたが( 笑 )、謎のじゃんけん勝負が突如開始! 女性ふたりが勝ち、男性ふたりが負けるという、なんともジェントルな結果に終わりました。負けた二人組の図・・・
めっちゃ楽しそうでした・・・( 笑 )
ちなみに、じゃんけんの言い出しっぺは最年長の谷口貴彦さん。ちなみに、谷口さんは『ザ・コーチ』という約10年前に発売され、いまでも売れ続けている本の著者である。僕の父親くらいの年齢でありながら、なんとも心が若い! 一緒にいるといつの間にか元気になっているから不思議なものだ。
本当の年齢というのは、実際の年齢ではなく、自分がどれだけ変わろうとしているかによって決まる。
作家の村上春樹さんがたしか、そのようなことを書いていた。
ふざけたり、笑ったりが大半ではあったが、谷口さんは数年後の夢も語っていた。静かな湖畔で小説のシリーズを書きたいのだ、と。そうして僕たちにも、こう真剣に問いかける。
「これからどう生きていきたいの?」
その言葉に心がこもっていない時には、決して逃してくれません。何度も何度も言い方を変えて問いかけつづけてくださった。そこにいた若者カップルふた組はそれぞれに自らの未来に向き合う時間になりました。
とても素敵な、毎日つづく今日でした。
追伸、、、
谷口貴彦さんの『ザ・コーチ』は小説仕立てで、心の奥にそっと届いてくる物語です。Kindleアンリミテッドという読み放題プランの方は無料で読むことができますのでぜひどうぞ。