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本当の(一見ネガティブな)自分が目覚めはじめる:セルフロックダウン生活4日目。 P089.
セルフロックダウン4日目。きょう都内では雪が降った。桜の花びらに薄っすら積もる季節はずれの雪。スキーが好きな妻は窓を全開にして顔をキラキラと輝かせていた。娘もアーアーと大きな声で舞い散る雪を指さしている。「地球が動いているね」妻は意味深なことをつぶやく。僕は適切な答えを見つけられなかった。
いつだって僕は過程を書いている。人生の過程は常に未完成で未到達でありながら、しかし、いまこの瞬間だけに永遠は存在する。だから、いまというこの刻を信じて、未来に(変に)期待を抱かず、僕はまいにちを過ごし書きつづける。
なぜこういう前置きをしたのかというと、あまり書きたくないことを書こうとしているからだ。ふぅ〜〜〜。さてでも、いつもできる限り正直でいたいのでここでもオープンにすることにしよう。
家のなかでふたりでいる時間が長くなったからというのもあるだろう、もしくはもともと胸のうちの、どこか奥のほうにあった隠していた感情が炙り出されているというのもあるだろう、妻とのすれ違いや口げんか、いざこざが増えた。
恥を忍んで書こう。たとえば僕は、側から聞いたら、何その人でなしな発言、、的なことも言う。逆に妻は、夫婦存続の危機的な言葉も口にする。きっとこの光景を見ていたら、ハラハラドキドキ、居ても立ってもいられない、早くこの場から立ち去りたいと思うだろう、やり取りだって少なくない。
とはいえ、である。僕ら夫婦はまだ、マシなほうではないだろうか。(と信じている)それはどうしてかのかというと、、、
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【本】ヴェヴァラサナ王国
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