カエルの大合唱のなかの責了。
カエルの大合唱が聞こえる。故郷は田植えの真っ盛り。不思議な賑やかさが家を包む。畳の上に正座してパソコンをひらく。その画面の上は、責了、の文字。全身の力が抜けた。
来週月曜日から公開されるイラストレーターチカツタケオさんとの対談記事について、チカツさんから最終確認完了のメールが届いた。
最後の最後まで、すこしでもいいものに仕上げようというチカツさんの姿勢には頭が下がります。それまでにも何度も確認を重ねて記事を作成してきましたが、公開一週間前になってさらに、チカツさんご自身から装画の原画や作品を追加で提供します、ということばをいただきました。全体のバランスも確認しつつ、大幅に10枚近くの装画、作品を対談記事のなかに追加させていただきました。
チカツさんが絵の専門学校に通っていた時代の作品から村上春樹さんなどの小説の装画に至るまで、こちらが恐縮してしまうほどたくさんの作品をご提供いただきました。
ただの対談記事ではなく、ウェブ上のちいさな展示会のような仕上がりになっていのではないかと思います。ぜひとも楽しみになさっていてください。
装画や作品のご提供はもちろんのこと、専門外であるインタビュー記事のクオリティーへのこだわりも勉強させていただきました。ことば選び、文章の流れなど細部をこそ大切になさっていました。
アウトプットとしての素晴らしい作品は、表には出てこない( ある意味地味な )制作過程がゆえに生まれる、ということを肌身をもって理解することができました。
まさに、以下の対談目次の第1回、3回に書かれている内容です。
第1回 上手いだけの絵に欠けているモノ。
第2回 ピンチをチャンスに変えて仕事を得るすべ。
第3回 「人との縁」と「心に響く作品」。
第4回 描くことは「知る」こと。
第5回 進路はざっくり決めて、迷いながら進む。
第6回 若いうちに、「道」を見つける。
第7回 創作活動をするなら、お金の話は大切。
来週月曜日6月25日より毎週1本ずつ、7回に渡って記事を公開していきます。対談内容はもとより、チカツさんの作品も併せてお楽しみいただけたら嬉しいです。
追伸、、、
この対談記事を作成中に、ぼくは父を亡くしました。チカツさんはぼくの心中を察してくださり、お仕事とはまったく関係なく、長文のメッセージをくださいました。それもメールのやり取りをするたびごとに何度も。
いろいろな意味において、チカツさんとお仕事をご一緒できて豊かな時間を過ごさせていただきました。
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