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すぐそこにある幸せ。

ゴールデンウィークに入るすこし前か、入った直後くらいから、体のなかに取り入れる情報を減らしている。

もともと自宅にはテレビが置いてないからテレビからの情報はゼロ( 実家に帰ったときを除く )。新聞代わりにチェックしていたYahoo!ニュースやNewsPicksも読まないようにした。SNSやインターネットのメディアもなるべく見ないようにしている。仕事で使っているChatWorkやFacebookメッセンジャーも時間を決めてチェックするように癖付けている。読む本や聴く音楽にも変化をもたせて、古典と言われる作品を読んだり、聴いたりするようにした。

そうすると、すぐそこにあるものが、( 嫌でも )目に入るようになる。しかもそのことが、まるで虫眼鏡を当てたかのように拡大されて映ったり、拡声器を通したかのように大きく聞こえたりするようになるのだ。

たとえば、いま読んでいる『誰がために鐘は鳴る』という小説にのめり込む度合いがまるで変わった。新宿の楽しげなカフェにいながら、戦争当時の壮絶な世界にワープしたかのような気分になる。ふと気がつくと分厚い本の半分以上のページを貪るように読んでいたのには驚いた。

多種多様で雑多な情報に触れ、大量の情報を摂取していたときは、知らず知らずのうちに気が散っていたのかもしれない。その一つひとつを十分に味わえていなかったのかもしれない…、すこし寂しさを感じた。

GW夜の賑やかな新宿を後にして帰宅すると、玄関に味のある紙袋が届いていた。さっそくガムテープをやぶいて開封する。大きな紙袋の底には、こんなちっちゃくて可愛い袋がいくつも詰まっていた。

写真に書かれているとおり、靴下。まだ一度も履いたことのない、はじめて注文した靴下。ちっちゃな袋をやぶいて、靴下が生まれてくる。白ベース靴下に米つぶよりも小さな赤、青、緑、黄のカラフルの糸が点在していて、むちゃくちゃ可愛い。明日さっそく履いて出かけるのが楽しみになるな、こりゃあ。

◉ 楽しくなる靴下屋さん:ponte de pie!

体に取り入れる情報を絞っていると、じぶんの内側から聞こえてくる嬉しさやワクワクの声も、拡声器を通って大きくなるようだ。( ちなみに、ネガティブなほうの声も大きくなって届いてくる気がする )

こんな生活をしばらくは送っています。どんどんすっきりしそうな予感がしますねぇ。

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