「子どもの可能性」と「大人の可能性」を区別している時点で、「子どもの可能性」も信じ切れていないかも…という話
このnoteは「教育」というものに興味がある人、「人間の可能性」に興味がある人達向けに書きました。
そういう人には絶対に読んで欲しいですし、このテーマについては考えてみてほしいです。
って言われても、
「まぁそれが理想だけど、現実にはセンスとか才能とかあるしね…」
って感じですよね。
全員の可能性を信じたくても、自分の身の回りの「ダメな人」が頭に浮かんできたりすると、
「いやぁ…あの人にはもう可能性とかないでしょ」なんて思ったりね。
教育に関心がある人って、基本的に心の優しい人で、他人の可能性を信じている人が多いと思うんですけど、
ぶっちゃけ、
って人、いませんか?
人間が成長できるのは子供のうちだけで、
だからこそ、若年層の教育に関わることで社会を良くしていこう。
って考えの人って、結構いるんじゃないかな、って思ってます。
もし当てはまっていたら、是非とも続きを読んでくださいね!
このnoteでは、
「可能性」って「大人」とか「子ども」でわかれてるんじゃないくて、
ということを問いたいのです。
まず「指導力」と「教育コスト」について説明が必要ですが、
「教育コスト」とは、
「その人を教育するのに必要な、肉体的、精神的労力・時間などの合計」
だと考えてください。(詳しくは添付したnoteを参照ください)
面倒くさがりなあなたのために簡潔にまとめると、
「こちらの説明を一瞬で理解して、元気に明るく実行してくれる人」
は教育コストが低い。
「10回説明してもわからず、文句ばっかり言ってくる人」
は教育コストが高い。
と認識してもらえば良いと思います。
「指導力」は、指導者の戦闘力みたいなものだと思ってください!
教育コストが 「0」から「100」 まであるとして、
指導力が「100」の人はどんな相手でも導いていけますし、
指導力が「50」の人は、教育コストが「60」の人を相手にすると、
「センスがない」「素直じゃないから伸びない」と思うわけです。
まとめると、
の場合には、「こいつは可能性がある」と思い、
の場合には、「こいつは可能性がない」と思ってしまうわけです。
逆の視点でいうと、
指導力が高い人は「どんな人も可能性がある」と言うでしょうし、
指導力が低い人は「才能で可能性は決まる」と言うでしょう。
勉強でもスポーツでも、
ってなっちゃってることが、ほんとに多いと思うんですよね。
いよいよ、
という話に繋がってくるわけなんですが、
「大人の可能性」より、「子どもの可能性」を信じやすいのは、
だからだと思います。
35歳に色々アドバイスするのと、15歳にアドバイスするのでは、
同じ内容でも15歳の方がやりやすいですよね?
「大人の可能性を信じられない」っていうのは、
教育コストが高い人間の可能性を信じられていないだけだと思うんですよ。
子どもの中にも当然、教育コストが高い子はいるわけで、
大人の可能性を信じられない人は、教育コストの高い子どもの可能性も信じられなくなっちゃう危険があると思います。
そうすると、「子どもの可能性を信じる」と言いながら、自分の指導力では対応できない子どもについては、
「IQが…」とか「家庭環境が…」とか「基礎学力が…」とか理由を付けて例外にしちゃうと思うんですよ。
でも、
一番教育を必要としているのは、教育コストが高い人たちですよね。
指導力不足という指導者側の事情で、相手の可能性を否定してしまうのは、カリキュラムの都合で生徒の能力や可能性を決めつけてきた、従来の教育と同じ構造じゃないですか。
だから「教育」に関わる人たちは、「子どもの可能性」と同じくらいに「大人の可能性」を信じる必要があると思っています。
そしてひたむきに自分の指導力を向上させていけば、
大人だろうと子どもだろうと関係なく、どんな相手でも可能性を信じて導いていけるのだと思っています。
ここまで読んでもらっても、半信半疑の人もいると思います。
実際に大人が成長するのを見たことが無いと、それは仕方のないことかもしれません。
僕がこういう意見を持つようになったのは、
を目の当たりにしたからなんですよね。
僕は坪田塾の生徒でもあったわけなんですが、
僕が高校生の時、教わっていた先生たちが、大学に進学して数年後にお話した時に、めちゃくちゃカッコよくなってたんですよね。
(もちろん昔だって十分に魅力的でしたよ!!!笑)
本当にびっくりしました。
文字通り「人が変わった」としか表現できないような変化の先生もいらっしゃって、
「大人は成長できない」という固定観念が吹き飛ばされました。
「子ども」だけじゃなくて、「大人」も劇的に成長させられるって、
「もはや【魔法】じゃないか」と思い、
その魔法を知りたくなったのが僕が転職した理由の1つだったりします。
そして入社して知ったその「魔法」の正体…
については別の記事でお伝えしようと思います。
長くなってしまいましたが、「可能性」についてのお話でした!
それでは!
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