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ゴミ屋敷 どうする? - 続編① -

どうも~。終活日日是好日不動産のスエビバです!
今日は前回の続き。お時間ある方は2分あれば読めますので☟

管理人さんがこう言います。

「とにかく、ゴミがすごいんです。。」

ゴミがハンパねぇなぁ~。。。

私の頭の中は、事態を呑みこむにフル回転中。。。
どんなにすごいんだろうか!?テレビ番組で取り上げられるほどなんだろうか?など一瞬で妄想が拡がります。

私は、恐る恐る管理人さんに伺います。「どれくらいすごいんですか!?」
管理人さん。「天井までゴミがありまして。。」
私は、絶句するほかありません。

管理人さん曰く、数年前に奥様を亡くされてからお一人でご生活をされており特に何もなかったのですが、ある日、隣の人からゴミの匂いの件でクレームがあって初めて管理人さんも知ったとのこと。

その後、何度も注意をしても聞いてくれないので、本当に今も困っている状況だと。マンションに届けてある緊急先に連絡をしても誰も出ない、郵便を送っても戻ってくるなど。近所に聞いても知り合いもいなし。八方塞がりだったと。今回、分かったのは毎日必ず決まった時間にお出かけになるのですが、昨日見なかったので気にしていたとのこと。今日も姿を見せなかったので救急を呼んで発見された。そこで、救急隊員の方がそちらの団体との緊急連絡先カードを見つけて知ったとのことでした。

私は管理人さんのお話を一通り聞いて、今日はまだKさんには自宅のことは伏せておこうと思い、Kさんには明日また来ますとお伝えして東京の会社に戻ることに。帰りの車の中で明日どうやって自宅の中に入らせてもらおうかなぁ~と考えますが、良いアイデアが思いつくことはなく会社へ戻ります。

会社に戻り他のスタッフと一緒考えるものの、Kさんにそのまま話してご理解をいただく他ないという結論になり、スタッフをもう一人連れていくことにします。
※自宅に入らせていただく場合、会社の決まりで一人では自宅に入らないようになっているため。

そして、翌日Kさんの病院へ。エレベーターでKさんの入院しているフロアにつくやいなや、Kさんの声がします。
あ~、またやってるなぁ~と。。すぐに病室に向かうと案の定やっとります。「家に戻ると。帰らせろと。」とは言っても、自分で動ける状況ではありません。。とにかく、これは話をして距離を近めていくしかないと決意します。Kさんのご機嫌をとりながら、徐々に徐々に。時間をかけながら。。
そして、落ち着いてきたところは見計らって本題をお話します。

「Kさん、自宅のことなんだけど。。管理人さんからも救急隊員さんからも聞いたんだけど。家の中にゴミがたくさんあるって聞きました。他にお住まいになられている方からも苦情が入っているようだし、衛生的にも防火的にも良くないから元気になられたら一緒に片付けしませんか?」
Kさん。「・・・」
私はもって激昂するかなぁ~と思っていたのですが、無言のまま。
「Kさん、もしよかったら一度ご自宅を見せてもらってもいいですか?」
Kさん。「・・・」
Kさんはベッドの横の引出しをすっと開けて、自宅の鍵を私に渡します。

「Kさん。ありがとうございます。」と
言って病室を出ました。

病院から車で15分ぐらいの場所にKさんのマンションがあります。
マンションの管理人さんにも付き添ってもらいます。
いざ、お部屋の中へ。

次回につづく。。。

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