しあわせにする体験を。YUX(やきにくユーザーエクスペリエンス)
焼肉好きデザイナー代表(←代表は自称) 末綱です。
(小学生の頃はプログラマーになるって将来の夢に書いていたのですが、性格上向いていないことと、身近なところに勝てない相手がいましたので、15歳で断念しました。)
現在、「フェンリル株式会社」でデザインのお仕事をしています。
今回の記事は社内で行っている「フェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2019 」11日目の記事です。社内のメンバーがクリスマスまで投稿していきます。
私はUX(ユーザーエクスペリエンス)について考察することが比較的多いのでその話を。
今回は、やきにくのユーザー体験を考察することにしました!
そして、アプリ開発を中心とした事業のフェンリルで「焼肉店を出店するなら...」と仮説だて、ユーザー体験を考察したお話です。
ユーザーを知るところや、環境をまず調査します。
調査 ・ 観察
市場環境、社会環境を知るには「現地に訪れること」「実際に体験すること」を普段行っている業務でも重視しています。このYUX内でもその精神を忘れず、現地に訪れることにしました。
用いた手法 : フィールドワーク
フィールドワークと呼んでいいのかわかりませんが、焼肉を沢山食べてきました。
フェンリルには「焼肉好き」が多いので大変うれしいです。(「上手に肉を焼くことができる人」もいます。)
焼肉店には、網焼き、鉄板焼き、タレ、サイドメニュー、どの牛肉を使用しているか?などユーザーを楽しませる工夫があるので、毎回面白い発見があります。
お肉を焼いてくれるお店ですと、店舗によって焼き加減にも違いがあります。
実際に体験した焼肉の記録
実際に体験した焼肉の記録 : その2
焼肉店の考察してみました。半分...感想ですけど。
ここ数年成長している焼肉業界は競争が激しいようです。
ウニやトリュフをのせちゃう焼肉店もあります。
一人で焼肉なんてのもありますよね。会員制、店舗情報非公開なんてのもあります。
焼肉に限らず、毎日フィールドワークをしているつもりで生活するよう心がけたりしています。ちょっとしたときにアイディアが生まれたり、気づきを得られたりするんじゃないかと思っていて、週3回程度...キョロキョロした人になっています。(才能があるタイプではないので、インプット量を増やすことに重きをおいているんですね。)
気づきをもとに仮説立て
用いた手法 : ペルソナ法
フィールドワークで得た気づきでいいますと、4,000円~6000円で楽しめるお店は「営業マンの憩いの場所か、女子会利用でどちらかというとわいわいしている店舗が多いのではないか」という気づきがありました。
個室や1席あたりのスペースを確保しなくても会話を楽しめる空間が意外にないんだなぁ~。と。
そんなことを思いながら出社すると...
「今日、ニクの日なので焼肉行くんですよー。」と某エンジニアが。
あ...。
開発に携わる方は、他業種に比べ若い層がおおい。働き盛り..(なはず!)
エンジニアに向けた焼肉店があったらいいのでは?と思いました。
そこでカンタンに入手できたヒアリングや日常考察で作成した3人のペルソナをもとに焼肉店について考えていきます。
3人が囲んでいる飲み会を想定しました。
ユーザーの思考や感情をまとめる
本当は利用前~利用後までの気づきを抽出したいところですが、長くなりますので、焼肉店にいるときの3人の想いと、解決したり、対応したりできると良さそうなことをまとめてみました。
アイディア
1.完全キャッシュレス
アプリ開発に努めている方の大多数は、現金を今使用していないのではないでしょうか? 例えば、アプリ内でお店にログインしておけばすぐに会費を支払うことができれば楽ちんですね。(アプリ...ウェブページ?)
電子決済の手数料もレジや売上計算が不要になることで相殺できるはずです。
2.メニュー開発の提案
部位の希少性とプログラム言語の希少性を可視化してみたら面白いのかな。。と思いました。
希少性って一見するとわかりにくいのですが、価値を理解できると一気に受け手の価値が高くなりますよね。
こんな風に部位とプログラム言語を紐付けたり、コースをウォータフォール、単品をアジャイルと呼んでも悪くないかもしれません。
※ 図の希少性や数はざっくりです。(異なっていたらすみません。)
3.人材採用の提案
アルバイト:Youtubeアカウントを持っており、動画配信を定期的にしている人の時給を200円アップ。
配信に応じた手当を用意。(定期的に配信する仕組み)
4.会員制イベントの開催
エンジニアリングの勉強会をお肉を食べながら行う場が
合ってもいいですよね。
この場で生まれたアプリを是非見てみたい。
実現性の考察
飲食店の営業利益は8%で優秀と言われています。
(中には、営業利益率30%の焼肉店もあります。)
30坪40席のお店を想定
客単価 : 6,000
客数 1,500人 =
原価率 : 35%
人件費率 : 25%
営業利益 : 月商50万
開業資金は約3,000 万円
(無煙ロースター、厨房機器、設備工事費、物件保証金、運転資金...)
※ ! ? ★ ♪ん?
ほー。(白目)
教育体制、オペレーションの効率化、店舗づくり、メニュー開発など...
やることたくさんありますね。
このあたりは勉強が足りないので、またの機会に。
(...実現性の考察は大事です。)
なので、当面焼肉店の店長の求人は出しませんが、エンジニアは募集しています。
デザイナーやプロダクトマネージャーも募集中。
まとめ
焼肉店をフェンリルが出店するなら...
コンセプト
「焼肉で、engineering。engaging!魅力的な人とコードが集まる場」
強みの想定
ユーザーを集約する仕組み作り、キャッシュレス、予約の仕組みを効率化
... あ。でも壁はたくさん残ってますね。
今回のユーザー体験設計プロセス
1. 気づきを得るための行動 / 日常からの気づき
2. ニーズ、潜在的ニーズの抽出
3. 仮説立て
4. アイディア出し
この後、仮説検証フェーズを入れたいですね。
デザインプロセスで行われる...制作より前段階のプロセスの差は、大量生産で牛を育てるのか...こだわりの牛を育てることに似ていると感じます。
一見するだけでは、差に気づきにくい、わかりにくいものですが...
確かに違うんです。
余談
定期的にニックトックアカウントを更新しています。
TikTok でバズった動画とバズらなかった動画比較です。
現在検証中ですので、余談ということで。
バズった動画 : pv数 110万 と上出来。
バズらなかった動画 : pv数 200 程度...
この差はなんだろうか。
28本の動画から仮説立ててみました。
バズったものの共通点と思われる
- 網焼きではない。
- これから焼こうとしているサムネイル
- 薄い肉
(うーん、まだ曖昧です。)
よかったらフォローよろしくお願いいたします!
では、では、やきにくユーザー体験(YUX)で、よいユーザー体験(YUX)を!
※ 画像の一部をoniku images のものを使用させていただいております。
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