自給も起業のひとつ:起業の教科書
自給も起業のひとつ
(ワーク)あなたにとって、自給とは何でしょうか。
質問1:あなたのイメージする自給について、自由に書き出してみましょう。(時間5分)
この教科書では、起業とは「世の中に既にある需要に、自分の資本や専門性で応えていく」ことと定義してきました。そして、起業の流れ、考え方ということをお伝えしてきました。
このように、人と商品サービスを交流することで社会全体が豊かになっていくことが経済の本質ですが、その一方で、自分が生きていくためにお金を稼いで必要な物を手に入れることも大事なことです。
今度は、自分が生きて行くために必要な物を手に入れる。という視点でお話ししていきましょう。
今の時代、何か必要な物、例えば、お米を手に入れようと思ったら、スーパーへ行ってお金で買う。という方法が一般的かと思います。
このように、必要な物をお店で買うために、お金を稼ぐ。生きていく為にはお金を稼がないといけない。という流れになります。
ここで質問です。
生きていく為には本当に ”お金” を稼がなければいけないのでしょうか。
私は今、長野県に住んでいますが、庭で家庭菜園をしている家が少なくないです。
夏には取れ過ぎたトマトや胡瓜、茄子が、よく回ってきます。
周りには田んぼや畑が多く、専業農家さんも沢山います。
少し足を伸ばして、中山間地に行けば、薪が積んである家が多く、井戸水を使ったり、自給自足の生活が今も一部残っています。
こうして見ると、自分が必要とする物をお金で買うのではなく、自分で手に入れる。という方法もあることに気付きます。
特に生活に必要な物は、元々自給できる物がほとんどです(当然、知識と技術、経験は必要になりますが、基本的には誰でもできる)。
起業という文脈で言えば、自分自身がお客さんと考えて仕事する感じですね。
自分自身がお客さんなので、当然、完璧に何が欲しいか分かっています。必要とする最低限の品質も。
実は、この自分の為に仕事をするという感覚は、起業の練習にも最適です。
漠然とした自分の需要を具体化していき、それを自分の専門性、資本でどうやって満たしてあげるか考え、実施してみる。そして、自分自身で評価する。
この一連の流れを自分のペースで実際に体験できます。
更に、こうやって自分自身の生産能力を上げることで、自分の資本が蓄積されていきます。
(ワーク)あなたが必要とする物を自分で直接手に入れるとしたら、何をしますか。
質問1:あなたが日常生活で必要とする物を自由に書き出してみましょう。(時間5分)
質問2:それをあなた自身が作り出すとしたら、どんな方法がありますか。自由に書き出してみましょう。(時間5分)
(続く・・・)
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