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雪の舞う中、日光山 輪王寺へ

「退職」の意向を伝えた翌日。僕は日光へ日帰り旅へ出た。
東照宮は何度か参拝していたので、今回は初のお参りとなる
「輪王寺」へ。

僕の「ふらっと日帰り旅」をお届けしたい。



せっかくだから全部回ってみる

宝物殿裏の庭園 逍遥園

輪王寺へは、参拝チケットを購入する必要がある。
せっかくなので、
・「逍遥園(しょうようえん)」
・「三仏堂」
・「大猷院(たいゆういん)」

3つ全てを回れるチケットを購入(ひとり1,000円)した。
受付にて「まずは宝物殿からご覧ください」と言われたので、
素直に宝物殿へ。

以前の記事でも書いたが、あまり信心深い方ではないため宝物殿はサラッと見学し、気になっていた庭園へ。
(庭園は宝物殿のチケットで見学できる)

他のお寺にあった庭園と比べると、規模は小さかったもののとてもキレイだった。
特にコケが美しく、樹木や土の表面の一面に広がっており、まるで原生の森のような風貌だ。

逍遥園。江戸時代の日本庭園で「池泉回遊式庭園」。
シャクナゲやツツジなどがあったため、時期になると華やかな姿になるのだろう。
冬はコケが一層美しく際立って見えた。
樹木にもコケが一面に広がって幻想的な風景。
枝の表面のコケの上にシダの仲間が。
イワガラミ。ツル性の植物なのだが、一瞬背の低い樹木かと思った。
文字通り、岩に巻き付いている。この巻き付き方は自然なのだろうか…。
コケは見ていて飽きない。種類はまったく分からないけどww


輪王寺 三仏堂へ

庭園を後にして、いよいよ本命の輪王寺へ。

輪王寺 三仏堂。赤い!

本殿である「三仏堂」はとても大きく、荘厳な佇まい。
建物を見た時、奈良の東大寺が頭に浮かんだ。
(内部は撮影禁止でした)

お堂の内陣には「千手観音」「阿弥陀如来」「馬頭観音」の三体の仏様が。
普通、お寺や神社では一体の仏様がいらっしゃるイメージだったので、目の前にした時に、その大きさや金色の姿に圧倒された。

仏様と向き合った時のあの感覚や空気感。
言葉では言い表せないが、信心深くない僕でも「神様っているのかな」と思ってしまう、神聖な空気を味わえた。

ちなみに、、、
この三体の仏様は家族。輪王寺では家族に関するご利益があるのだとか。


期間限定の御朱印

お参りも目的だったが、一番はコレ!
お正月から期間限定で販売される「切り絵御朱印」!!

期間限定の「切り絵御朱印」。

想像していた以上に細かい切り絵でビックリ!
満足です(満面の笑み)。


徳川家光公の眠る、大猷院へ

三仏堂を出ると、雪が舞い始めた。

境内のきらびやかな建造物と雪はよく似合う。

その雪の中、最後の目的地である、「大猷院」へ。
大猷院には徳川家光公が眠る。東照宮の隣にあるというのに、
以前訪れた時には気づかなかった。
今思えば、東照宮はとんでもなく広い敷地だったのだ。

大猷院の入口。こちらも東照宮同様、色鮮やか。
金、赤、青、緑…。色とりどり。
お寺や神社は、どこを切り取っても良い絵になる。
石垣から格好よく生えるシャクナゲ。
やはり寺社仏閣は自然と調和している雰囲気が大好きだ。

写真を撮らせてもらいながら本殿に向かっていると、雪が強くなってきた。
到着した時は自宅より暖かい気がしたので、ダウンジャケットを置いてきてしまった…。
腕をさすりながら参拝する僕。滑稽に思えてきた。

本殿に到着。内部も豪華な造りだった。
今回のベストショット。雪景色はやはりいいですね。

挨拶を済ませて、来た道を戻っている途中で雪は止んだ。
今回は来てよかった。
寒かったが、とてもいい思い出になった。
これで来年度も仕事を頑張れそうだ。


最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
僕の旅行はこんな感じで、写真ばかり撮っていてなかなか進みません。

そして、大抵独りでどこへでも行くので、今更だれかと行くと逆に煩わしくて嫌になりそうな域にまできている感じがします(苦笑)。

神社やお寺の建物や空気感が大好きなのは、以前の記事でもお伝えした通りです。でも結局はその中にある自然を見に行っている感じも否めない。
まぁ、両方同じくらい好きってことですね!

神社やお寺に参拝する時に、ついでに境内で生きている植物たちにも目を向けてみると、結構面白いですよ!?
気軽に自然観察も楽しめるので、オススメです。

では、今回はこの辺で終わりたいと思います。
長い記事になってしまいましたが、良かったら読んでもらえると嬉しいです。

では、また次回に。

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大猷院からの帰り道に見つけた自然

モミの枝から垂れ下がる「サルオガセ」の仲間?
ミツマタの花芽。独特な形が印象的。
アジサイのドライフラワー。
花の様に見えるのは「装飾花(そうしょくか)」と呼ばれるもので、昆虫に花のありかを
知らせる役割を持つ。






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