自己紹介
こんにちは、スエイシユミと申します。
自己紹介として、単に経歴やプロジェクトをお伝えするのではなく、そもそも、私がどんな考えで歩んできたかをお伝えした方が、コミュニケーション取りやすいんじゃないかなぁと、時系列に頭の中をまとめておきました。
思ったよりもボリューム満点な内容になってしまったのですが、良ければ通勤や休みなどお時間ある時にご一読いただき、なんだか合いそうだと思われた方は、ぜひ一緒に面白いことやりましょう!
自己紹介
1992年名古屋市生まれです。
幼少期は日進市の祖父祖母宅にいたので、草むらを犬と駆け巡り、カマキリやカタツムリを見つけては「こいつらは何をどこから食うんだ…」と一日中観察し、公園でサラ砂(さらさらの砂)づくりに励んでいました。
当時から「つくること」と「生き物」が好きで、自然を満喫し、のほほんと暮らしていた子どもです。
また、アナログなモノづくりや遊びだけでなく、PCやゲーム、インターネットと共に成長を遂げてきた世代でした。
小・中学校は一風変わった学校に通っていたのと、市内で何度も引越しをしてきたため、正直地元と呼べるエリアがはっきりしないです。高校は普通科に進学し、運動部に勤しみ、変哲のない生活を送っていました。
そして大学進路選択時、周りに甘ったれんなと喝を入れられながら真剣に悩んだ末、社会人では学べないであろう専門領域を選んでみようと芸大美大を目指し、名古屋造形大学 日本画 へ入学。同大学院 修了となっています。
どうして作家や企画を続けているのか
現在作家としては、生き物や自然物を主対象とした制作や実験企画を行っています。近年は、顕微鏡を使用してミクロなものをマクロに表現し、私たちの日常には生き物が無数に存在しているという、誰しも頭から抜け落ちてしまいがちな世界を再認識するため、通称「顕微鏡VJ」を始めました。
また、野外公共空間をフィールドとした実験型企画「OMOTEDE」、岐阜市のまちなかで行う回遊型アート企画「ART LIFE GIFE」、愛と痕跡の人間集団「意味もなく続く」という活動にそれぞれ参画しています。
芸術とは掛け離れた場で展示や発表をすることが多いのですが、きっかけは、芸術に縁もゆかりもない知人や友人を展示に誘った際に、「買わないと申し訳ない」「ギャラリーや百貨店に足を踏み入れることができない!息が詰まっちゃう!」という声からです。
社会学者のピエール・ブルデューの著書に「ディスタンクシオン」というフランス文化について実証研究をもとに分析したものがあります。
そこには、社会的地位によって人々の"趣味"の多寡が決められていると書かれているのですが、理由としては、普段のふるまいや教養などと呼ばれる「文化資本」の蓄積差により、学歴や地位のような格差を生む「経済資本」が生まれ、たとえ格式の高い文化と出会ったとしても、階級差によってそれを理解するための資本がないため、居心地の悪さを感じてしまうそうです。
まさに「ギャラリーや百貨店に足を踏み入れることができない」という反応は、そんな文化資本の差だと思いました。けして、優劣の話ではないです。日常において、芸術に関するふるまいや常識を得ることができないため、芸術は格式ある趣味として根付いてしまっているということです。
ですが、インターネットや最新技術の普及した現代の日本では、私みたいな一般市民でも新たに技術や知識を得ることで、芸術を楽しむことができる。つまり、ピエール・ブルデューの提唱した文化資本の差は、文化を理解できる土壌を耕す手段が普及することで、徐々に埋まり、文化のニュートラル化や調和が加速するのではと考え、その先の文化の在り方にとても興味が湧き、その一端を担うために作り続けたいと感じたのです。
そこから、ニュートラル化や調和の手段やポイントとなる要素は何かを考えるようになり、作品自体ではなく、環境を変えることに着目し、当時はまだギャラリーカフェがメジャーではない時期だったので、カフェや飲食店など、芸術に縁がない多様な属性の人が出入りする場に、持ち込み企画を行っていました。
そして、働くよりも絵を描きたい気持ちが優っていたため、そのまま大学院に進学し、学芸員のインターンシップを経て、卒業後、母校の大学職員として約4年間勤務。高校生に「美術やデザインってそもそも何なのか?」についてお話しする講義や、簡単なワークショップ、オープンキャンパスのようなイベントなど、主に学生向けに美大や美術・芸術の魅力を伝える企画運営・実施に携わっていました。
その後、友人に、ものづくりカフェ&クリエイティブコミュニティ FabCafe Nagoya を紹介してもらい、プロデューサー/ディレクターとして勤務。なんだかとても凄そうな肩書ですが、実際には総合職のような働き方で、デザインプログラムやイベント運営、人材育成など、芸術を含めたあらゆる分野を横断させる企画運営&営業として3年間走りまわっていました。
現在は、作品を見せたり伝えたりするだけでなく、芸術制作のプロセスそのものに、立場を越えるふるまい(文化資本)が隠されているのでは?という仮説を持っており、芸術にまつわる何でも屋として、立場や属性を超えた共創型のプロセスを試しています。
好きな食べ物はイチゴとオムライス。
趣味はお散歩と温泉巡りです♨️
作家活動 略歴
2016年 筑波大学 「新進芸術家育成交流作品展 FINE ART/UNIVERSITY SELECTION 」出展
2017年 名古屋造形大学 卒展 桃美会賞 受賞
2018-19年 みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム「みのかも annual」出展
2018-20年 名古屋三越「絵画の波動-クラウンレヴォリューション-」第1-3回まで出品
2022年 クラフトビール「Y.MARKET BREWING -愛知の森のエール ヒノキ-」ラベルデザイン
2021-23年 岐阜市内のアートイベント「ART LIFE GIFU(旧 LIFE-SIZE GIFU)」運営メンバー兼出展
2023年 Hisaya-odori Park 実証実験企画「OMOTEDE」 企画運営兼出展
など、
過去プロジェクト
企画運営(一部)
記事制作(一部)
こんな声かけ待ってます!
顕微鏡VJのお誘い
作品展示のお誘い
ワークショップなど企画運営のお誘い
その他芸術企画にまつわる壁打ちなど
どう連絡すれば良いの?
以下のメールアドレスかInstagramにてご連絡ください。ただ、初めての方は、私が行ってるイベントや参加しているものの仕上がりや中身を見てからの方が良いんじゃない?と個人的には思っています。お任せします!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。もし、何かしら一緒にできることがあれば、ぜひ!