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Simple is Best 【第1章】自分らしく機嫌良く暮らす

【まえがき】

作家のスエヒロハジメと申します。
先ずはこの本を手に取っていただき、
誠にありがとうございます。
貴方とのご縁に心から感謝致します。

今まで私は自身の著作の中で皆さんが
自分らしく幸福に生きていく為のエッセンスや
助言を行って参りました。しかし、
読む方によっては難解な表現が多く、
理解できないという方もいらっしゃたのでは
ないかと危惧しておりました。

人間は実感を持って共感ができないとどんなに
素晴らしい教え、言葉、経験であっても
きっちり咀嚼して消化する事が難しいものです。

そんな自身の著作をシンプルな切り口でかつ
万人が共感し、実践できるメソッドの紹介として
表現したいと思い執筆を決めた作品が今作です。

タイトルの通り、人間の幸せも実は
シンプルに生きるのが最も近道だと
私は常日頃から感じています。

先に結論を申し上げます。
幸福な人生を歩みたいと望むなら、
または理想の現実を生きたいと望むなら近道は
「自己責任の覚悟に立つ」という事です。

ちょっと!がっかりして本を閉じないで下さい。

あたりまえの事です。あたりまえの事すぎて
気を悪くさせてしまったかもしれません。

この本のタイトルの通り、実は幸せに生きる為の
要点は皆さんがもう既に知っている事なのです。

それが出来れば苦労しないけど
出来ないから苦労する訳です。

ですからこの本の立ち位置としては皆さんに
幸せになる為の「自己責任の覚悟に立つ」を
超シンプルかつ超簡単な方法で
お示しするのが目的です。

私に3カ月下さい。
この著書でお示しする実践を3カ月続けたら
確実に現実が変わります。更に言えば
貴方の望む理想の現実に向かって変わって行く
兆しを必ず実感できます。

この本を読み終えた時には必ず大きな
気づきと希望が持てるはずです。

自分もやってみようという挑戦の心と
一歩踏み出す勇気が湧くことでしょう。

後悔はさせません。自分の人生を無理することなく大きく変えてみたいと思うのなら、
超強力なシンプルイズベストの魔法を体得し、
自身の生きる現実をリメイクしましょう。

さぁ歓喜、歓喜の人生逆転劇の開演時間です。



【第1章】自分らしく機嫌良く暮らす

私たちが生きる現実では様々な事が起こります。
しかしながらその出来事自体に良い悪いはなく
現象に対して良い悪いなどの価値づけを
しているのは私達自身の心であり、
感情であります。

もっと突っ込んで表現するのなら私たちの
生命に内在する「エゴ」が五感を通じて感じ取ったエネルギーを良い悪いと位置づけて
分類しているのです。

つまり結論から言えば私たちの捉え方が
何よりも重要です。

例えば雨降りの日がありました。
誰かさんにとっては憂鬱に感じられ、
誰かさんにとっては恵みの雨だったりします。

雨の日を憂鬱に感じている誰かさんは
もしかしたら休日で出かける予定があったのに
雨という現象をきっかけに
断念したのかもしれません。

でも憂鬱に感じている誰かさんも
更に想像を膨らまして、私が普段食べている
食物にとっては恵みの雨だなと思えたら
自分にも関係のある事だと
感謝の念を覚える事もできたはずです。

苦手な人の事を思い浮かべて下さい。
何故に貴方はその相手が苦手なのか。
怒りや不安を感じるのか考えてみましょう。

大抵の場合は自分の価値観では
許容ができないとか相手の嫌な所を自分の中にも
感じているとか、自分が信じてきた信念を
歪められる様な相手に対して
嫌悪感を覚えるものです。

またそんな相手を自分の都合に良い様に
変えてやろうと思うから余計に苦しくなるのです。

人の振り見て我が振り直せと言われる様に
苦手な人を無理くり変えようとするのではなく、
自分の成長の為の反面教師だと考えれば
気持ちも楽になります。

「朱に交われば朱に染まる」や
「類は友を呼ぶ」とのことわざがある様に
人間はとても周囲の環境や他人に
影響されやすい特徴を持っています。

大人になっていく過程の中で自分にとって
ネガティブな出来事、言葉、思考、環境や
人間関係に交わる中で自分らしさを
見失ってゆくものです。これが1番目の悲劇です。

ネガティブなエネルギーはネガティブな
感情を引き起こします。

不安、猜疑心、憂鬱、不信、怒り、心配などの
感情が自分の心を満たし、体調を崩したり、
病気になったり、一番最悪なのが自分を
見失ってしまう事です。
自分を見失っているのにそれに
気が付かない事です。

今の貴方の現実、日常生活にはポジティブな
感情とネガティブな感情のどちらが多くを
占めていると感じますか。またはポジティブな事を思い浮かべている時間とネガティブな事を
思い浮かべている時間どちらが長いと感じますか。

ネガティブな時間の方が長いと感じているなら
本当の自分を見失い、置き去りにしている
可能性が非常に高いです。

先ずは自分らしさを取り戻すために
機嫌良く暮らしましょう。

具体的に機嫌良く暮らす為には
自分の五感を喜ばせる事です。

積極的に美しいと思える物を見つめ、
自分の好きな香りで部屋を満たし、
自分の好きな音楽を聴き、美味しい物を食べ、
家族や恋人、ペットなど愛おしい相手と
スキンシップを取りましょう。

大好きな友人でも構いません。

仕事以外ではなるべく苦手な人は避け、
大好きな人や尊敬できる人となるべく
多くの時間を一緒に過ごしましょう。

自分の心が軽くなり、楽しいな。嬉しいな。
幸せだな等のポジティブな感情が想起される
環境や習慣、趣味などを自分の生活に
上手に取り入れましょう。

私は好きなアーティストの絵画を自室に飾り、
ジャスミンの香りで部屋を満たし、
外出の際は好きな香水を身に纏います。
クラシック音楽を聴き、妻の手料理を
家族でいただき、休みの日には家族で
ボードゲームをして楽しみ、
また大好きな友人や尊敬する先輩と時折、
お酒を飲んで語り合ったりして、
機嫌良く暮らしています。

お散歩や瞑想もおススメです。

本当の自分を取り戻すのに何故、
機嫌良く暮らす事が重要なのかと言えば
自分の内面の「悦び」が増していく事は
血管を血流が流れるが如く、
自分の心を浄化していく事につながります。
それはまるで長年使っていなかった水道管に
水を通し、錆を取るようなもので
機嫌良く暮らしていると長年に渡って溜め込んだ
淀みが浄化され、本当の自分がありありと
分かる様になってくるのです。

機嫌良く暮らすがスタンダードになると
自分を殺して生きる事が馬鹿馬鹿しく
感じられる様になってくるのです。

大抵の場合、私たちは家族の愛情に守られ
幼少期を過ごし、その期間の中で様々な事に
挑戦する中で自分の得手不得手を知り、
自分らしさを獲得し、形成します。
自信もその期間に育ちます。

しかし、社会に放り出されると共に多くの方は
自力で稼ぎ自分を養っていかなければならないと
いう喫緊の課題に直面します。

自力で稼ぐことまた社会の荒波を乗り越えて
いく事の難しさを経験し、幼少期に築いた自信は
ボロボロになり、自分らしさも次第に失って
まるで社会の奴隷の様な生き方に甘んじるざるを
得なくなってゆくのです。

こんな時に必要になるのが自分らしさであり、
また「自分」という視座です。

社会人としての「自分」という視座の中では
生活という小さなフィールドしか残念ながら
見えていません。この状態での悩みや課題は
収入の事や人間関係です。

人間として生きる「自分」という視座に
立ち返った時、自分を押し殺し、
欺いて暮らす生活が本当に重要なのかという
今までにはない疑問が自分の内面に
浮かんできます。この状態になると収入や
人間関係は大きな悩み、
課題ではなくなっています。

それよりも自分らしく生きられていない事が
問題意識になるからです。

人間としての一生を全うするとの思いは
機嫌良く暮らし、自分の本心が分かり、
生活とのズレを感じられる様にならないと
巡り合えない境地なのです。

社会に翻弄され生活を送る期間は言わば
受動的な負の期間です。幼少期は家族の愛情に
支えられた受動的なギフトの期間です。
いきなり社会に放り出され自分のスタンスを
なかなか変えられずに誰もが苦しみもがく
期間は用意されているのです。

逆に幼少期に恵まれなかった方に成功者が多いのは本来なら多くの人が経験しない苦悩を幼少期に学びいち早く自分らしく能動的に生きる事の価値を
知るからなのです。

本来の自分を取り戻し、本当の意味で自立し、
能動的に生きると決めてからが本当の
素晴らしい人生の幕開けなのです。

社会のせいにして他人のせいにした
人生はもう終わりです。

自分の意思と行動、選択によって現実は
いくらでも貴方の思うがままに出来るのです。



《機嫌良く暮らす為の実践》
あくまでも個人的なおススメです。

≪活動編≫

①散歩(四季折々と自然の営みを感じよう)

②朝晩の感謝の瞑想(深呼吸)
1日の始まりと終わりに感謝しよう

③五感喜ばせ
(五感が喜ぶ事は自分の心を元気にします)

④好きな事を1週間に1回思いっ切りやる
 時間を作る

⑤感覚的に機嫌良く暮らせる習慣を継続する


≪マインド編≫

①一度きりの人生。人間として生まれた
 「自分」という視座を持つ

②心地良い感覚にフォーカスする
(ポジティブな感情を維持する)

③過去や不安な気持ちを手放して未来志向で
 今に没頭する(今が全て、今が未来の種)

④苦手な人からの負のエネルギーは貴方が真に
 受けなきゃ貴方の所有物ではない。

⑤自分らしさを自らに問い続ける
(どう生きたいか。どう在りたいかを問いかける)

⑥やりたくない事はしない(手放す。
やりたくない事を止める為にはどうするか考える)



【第1章】自分らしく機嫌良く暮らす(終)

次回、
【第2章】自分を深掘りして、ゴールを決める
2025年1月14日(火)公開予定

作者:須江大 創米
   (スエヒロ ハジメ)

その他、著作もノート内で公開中!
併せてご覧いただけたら幸いです。

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