見出し画像

【再掲載】光の中に生きる 第4章:「機嫌良く、今を生きる」為の私の日常(最終章)

ここからは私が日常的に実践している事を
具体的にご紹介して参ります。

「心」を整える上で重要な事は3点
「自己受容」「自然な生活」「習慣化」です。
そして目指すべき姿は2つ
「機嫌良く生きる」=悦びで心を満たす。
「今に没頭して生きる」=思考や過去と云う鎖を
断ち切って未来志向で今に集中する。
私はこの5つのポイントを意識的に生活に
取り入れる事で「悟り」の中で暮らしています。

簡単な事ではないですが、とてもシンプルで強力なメソッドであると自負しています。
意識的に継続していただければ概ね3カ月位で
「習慣化」され、その後は無意識でも
豊かで穏やかな生活に身を置くことが可能です。
本当にストレスも迷いもなく全てが素晴らしいと
心底感じながら日々生活することができます。

「自己受容」と「自然な生活」を促進する上で
「睡眠の質の向上」は重要です。
何も無い時であれば私は最近は22時前後には
ベッドに入り、眠ります。6時前後に起きます。
人それぞれですが私は8時間程度が自分の
身体の調子が良いので毎日、8時間は
眠る様にしています。

「悟り」を得る前は思考や悩みでなかなか
寝付けなかった事もありますが、
最近は本当に直ぐに眠りに就くことができます。

そして朝起床して先ずはじめに行うのが
ベットメイキングです。
環境の乱れは少しづつ「心」の乱れに
つながります。ですから「感謝」の思いを
込めながらベッドを綺麗に保つところから
朝は始まります。

続いて歯磨きを終えた後で私は朝風呂派なので
シャワーを浴びます。その間に湯を沸かし、
毎朝、白湯をいただく様にしています。
水でも差支えないのですが、熱が加わる事で
より上質なエネルギーを水から受ける事ができると感覚的に捉えています。

その後、毎朝、10分程度の瞑想と15分程度の
祈りを日課にしています。
瞑想の際にはモーツァルトなどのクラシックを
聴きながら、「思考」から距離を取る事を
目的に「自分を見つめる」時間に当てています。
瞑想の際は深呼吸を取り入れ、「今の生」に
フォーカスしています。

祈りの時間は「感謝」と「使命の自覚」の
時間として「偉大な何か」と肉体的な自分を
「心」でチューニングする時間としています。

私は仏法者なので勤行という形式を
用いていますが、今回、私が言及したい事は
宗教観や宗教の浅深高低を論じる事ではないので、皆さんの「命」自身を本尊として
「感謝」と「使命の自覚」そして「偉大な何か」と
自らをチューニングする事に
重きをおいていただければ結構です。

最初に申し上げた通り全てが「光」であり、
結局、私たちは行き着く先は
ワンネスなのですから、自分の「命」を
本尊とする事はとても理に適ったことです。

私が信仰する「仏法」も実は表現こそ違えど、
自分の「命」を本尊としています。
私が本尊としている曼荼羅には
「自分の命を映す鏡」と云う役割があるのです。

少し話しがそれましたが、特に自分が信仰する
宗教の無い方は自分の命を本尊として下さい。
そしてポイントは「感謝」する事。
「使命」を自覚する事。「偉大な何か」と
自らを日々、チューニングしていく事です。

一連の朝のルーティーンが終わると私は
「悦び」を求めて散歩に出かけます。
散歩をお奨めする理由は沢山あります。
「無理のない運動」「日光浴」「四季を感じる」
適度な運動には「脳」を活性化する働きがあり、
健康維持にも運動は欠かせません。

また「日光浴」することで幸せホルモンの
セロトニンは生成されます。
そして、「四季を感じる」事で私たち人間も
大自然の一部であり、生かされている事に
「感謝」の念が自然と湧き上がってきます。

私は散歩にでかける際にはゴミ袋を持参し、
地域のゴミ拾いをしながら歩きます。
ゴミを見つける度に「ラッキー見つけた!」と
ゲーム感覚で楽しみながら行っています。
この事は偽善では無く、自分の為に行います。

ベットメイキングと同じ理屈で自分の生きる
環境が綺麗になるに比例して
自分の「心」も浄化されていきます。
そして能動的に楽しむ事で
散歩と云う行為の中でより大きな心の「悦び」を
積むことができるので「機嫌良く生きる」を
達成する為に一石二鳥の最大効果が得られます。

ですから義務感はご法度です。
求めるべきは自分の心の悦びでありますから、
音楽が好きな人は音楽を聴きながら、
写真を撮るのが好きな人は景色を撮影しながら、
愛するペットがいる方はペットと一緒に散歩に
出かけるのも良いかもしれません。
自分の「心が悦ぶ習慣」を生活に
上手に組み込んで下さい。

ちなみに私の散歩は近所を20分から30分程度。
人の気配が無い時は「悦び」を増幅する為、
好きな歌をそれなりの音量で口ずさみながら
散歩します。
1日のスタートを「悦び」で満たすところから
始めるのはお奨めです。

そして大抵の場合、仕事に出かけて行きます。
職場では次の点に注意を払い
日常の業務に当たります。

先ず「心」を出来事や他人の意識に奪われない事。
この点は特に重要で人は皆、他人との関わりの中で生活しており、共通の「潜在意識」を通じて世界を共有している為、本来、私たちの「心」は周囲の
環境や人間関係と同調しやすくできています。

この事実は「心」の持つ素晴らしい
特性である半面、気をつけないと体調不良を
招いたりする諸悪の根源、
人生没落のきっかけになってしまう
人間の「心」の機能なのです。

メトロノーム共振実験をご存じでしょうか。
メトロノームをバラバラのタイミングで動かしても最後には共振現象によって
お互いが同じリズムで動くという実験です。

この「真理」は何もメトロノームだけの
話しではなく、人間社会においても起こる
自然法則のひとつなのです。
身近な例えで言えばトレンドやブームなども
人間社会の意識的な共振がもたらす結果であり、
世代間でネーミングをしたり、血液型や星座で
分類したり、時代と共に価値観や文化が
変わっていくのもこの力が現実世界に影響を
与えているに過ぎない現象なのです。

この「真理」を心底理解できると世界は
一瞬で豊かで平和な世界になるのですが、
今はまた横道にそれてしまいますので、
ここでは自分自身の「心」は自分が
想像している以上に他人の影響を受けやすいのだと自覚していただければ結構です。

他人から影響を受けやすい「心」を
注意深く観察して、今、自分が感じている感情は
どこから来たのかを冷静に受け止める事ができれば先ずは合格点です。

次に私は自分以外の他人を「自分の鏡」または
「元来は同じ光」であると捉えて接する様に
しています。そう意識することで
どんな相手に対しても対等かつ思いやりを
持って接する事ができるからです。

またどうせなら元気にしてあげたいと意識し、
ポジティブな言葉を贈る事を心がけ、
爽やかな挨拶を自分からする様にしています。

実際の鏡もまず先にあなた自身が微笑みかけないと
微笑みを返してくれない様に人間関係も同じで
あなたがアクションしないと相手から
得られるものはありません。

余談ですが、「ありがとう」という感謝の言葉の
力についてはスピリチュアルな先師達がこぞって
その法力を示し、残しています。
私も体感的に「ありがとう」を使うことが人生を
豊かにする第一歩であると考えますので、
職場でもいちいち相手に対して「ありがとう」を
言う様にしたり、コンビニのレジで店員さんより
先に「ありがとう」を言う様にしています。
これもゲーム感覚で「ありがとう」どれだけ
言えるかチャレンジみたいに楽しみながら
実践すると本当に思いもよらぬ角度から
「幸い」が訪れ、自分の「心」を
喜ばしてくれます。

外からやってくる「喜び」には
限界と賞味期限がありますが、
それでもポジティブなエネルギーは
「心」にとってのご馳走ですから、
「ありがたい」とまた感謝してその瞬間を
味わうことは全然、悪い事ではありません。

余談が過ぎましたが、とにかくポジティブな
エネルギーは自分も相手の「心」も
活力が湧きます。自分も相手もエネルギッシュに
なればなるほど「現実」の職場の雰囲気や
人間関係、仕事の成果も良い方に自然と
流れていきます。

最後にトラブルが起きた際や問題が発生した場合はどうでしょうか。

この瞬間に「心」がヤバいと感じた瞬間。
正に血の気の引いたような感覚を
味わう事になるでしょう。
先ずは大きく深呼吸をしましょう。
そして今まさに起きた「トラブル」や「問題」も
この瞬間には過去になったと自分に伝え、
未来はまだ決まっていない。
今、何をするかでこのピンチも好転すると
考える様にしましょう。

起きてしまったネガティブな出来事にもまた
私を成長させてくれて「ありがとうね」と感謝を
してから、自分に対して、もう少し深い観点で
言えば自分自身の「心」に元来備わる
「偉大な何か」または「光」に対して
自分が望む未来をイメージしながら、
具体的に言えばトラブルを解決し、
更に次の仕事のチャンスに変えた自分を
イメージして、知恵をかして下さいと祈り、
頭を空っぽにして深呼吸を5分から10分
続けて下さい。

最善の策が自分自身からあなたに対して
ギフトされるはずです。

ネガティブな事象が発生した際の対処のポイントは「今」にフォーカスする事。
つまり過去の成功や失敗、経験や感情を先ずは
手放す事です。

また未来を不安がったり、疑ったりせずに
未来は誰もわからない。
逆に云えば全ての可能性があり、それを決めるのは
今の自分と「心」を決めてしまいましょう。

そして後は自然の力に身を委ね、
思考を止めてアイデアが浮かぶまで
未来のイメージを思い浮かべながら、
深呼吸を繰り返すだけで、
必ず最高の策またはアイデアが浮かんできます。
是非、実践してみて下さい。

また少し横にそれますが、節分の際に皆さんも
「鬼は外。福は内。」と豆まきするでしょ。
節分は旧暦の立春に行う行事ですが、
あのお馴染みのフレーズ。
「心」の事を言っているんですよ。

「鬼」=怒りや渇きや悩みなどの
人を迷わせるものはあなたの
「外」の世界からやってくる。
「福」=悦びや楽しみや幸せなど
自分を豊かに満たすものは
「内」つまり自分の「心」から
湧き上がってくると教えてくれているのです。
外の世界から与えられるギフトよりも
自分の「心」から与えられるギフトこそ
人生において最も「価値」のあるものなのです。

少し余談になりますが、占いやスピリチュアルが
好きな方は特に助言をくれる相手の
言葉のポジティビティに注意を払って下さい。
恐らく多くの方は占い師やスピリチャルな先師の
言葉をありがたいと感じるかもしれませんが、
結局、現実や未来を創るのは言葉を感受した
あなたの「心」なのです。

良きにつけ、悪しきにつけ「心」が描いた
ビジョンが現実に投影されます。
ですから占い師やスピリチュアルな先師たちの
「予言」が大事な訳ではなく、
あなたがどう在りたいかが重要なのです。

私から言わせればあなたにとって不都合な未来を
予言し、不安を煽る様な方とは
距離を置いた方が100%あなたの為になります。逆に的中率が低かろうと
あなたに対して常にポジティブな言葉で
鼓舞してくれる人と一緒にいる方が
人生は直ぐに豊かになっていきます。

占い師もスピリチュアルな先師もワンネスの
観点から捉えればあなた自身であり、
彼らが特別な訳ではなく、あなたも同じ様に
尊い存在なのです。ですから、
相手の言葉を鵜呑みにするのではなく、
そこから放たれる言葉のエネルギーに
注目して、自分で意識的に
受け取る様にして下さい。
情報過多の現代においては情報を選択する力も
重要な能力となってきます。

多くの人の「心」が闇の勢力の妄言によって
その「予言」を信じた時に
世界の「潜在意識」が描き変わり、
望んでいない大災害が起こるのです。
逆に言えばジョンレノンがかつて訴えたように
今この瞬間に世界中の人が
「平和」を「心」に描いた瞬間に
世界に「平和」は訪れるのです。
何れにしても「選択」する主体者は
常にあなたであり、
あなたの「心」なのだという事を
お伝えさせて下さい。

また余談が過ぎました。おそらく日常生活の
職場での過ごし方は難しい課題だと思います。
この書でお伝えした「心を奪われない」
「ポジティブな振る舞い」「今を生きる」
この3点を意識的に生活に取り入れていただく
だけでも徐々にあなたの職場環境やあなたの仕事に対してのモチベーションは改善され、
良くなります。
すると成果がついてきて経済的にも満足な
収入が得られる様になるでしょう。

「現実社会」という修行道場でくたくたになって
自宅に帰って来てからは私は「自分の好き」に
1時間から2時間程度、没頭し、
英気を養う様にしています。
家族との団欒。読書。ドラマや映画の鑑賞。
ゲームプレイ。音楽鑑賞。
トランポリン運動。植物の世話。芸術作品の鑑賞
など、その日の気分と「心」と相談し、
自分の「楽しい」にフォーカスして「やりたい」を思う存分にやります。
最近は「腸活」もマイブームでヨーグルトを食べたり、乳酸菌飲料を飲んだりしながら、
他の好きな事もしたりして
「悦び」チャージしています。

就寝前の1時間で身支度を整えた後、
10分程度のアファメーションと
15分程度の祈りを捧げ、
ベッドに入るのが私の主なルーティーンです。
「習慣化」する事によってだいぶ無意識的に
これらの事を日常で行っています。

ただし、誤解が無いように申し上げると
「習慣化」も義務的にやってはダメです。
チートデイやイレギュラーを嫌わないで下さい。
目的はあくまでも「機嫌良く生きる」為に
やっている事です。
ストレスを感じながらやるのは本末転倒です。
私もたまにはお酒を飲んだり、お菓子を食べたり、気分を変えて無理が無いように続けています。
継続は力ですから、力まずに
「習慣化」しましょう。

休みの日について端的に触れておきますと
仕事をしている時間以外は同じ内容の
繰り返しですが、仕事の時より時間の制約が無い
休日には「会いたい人に会いに行く」を
実践しています。家族と過ごしたい時は
私が夕飯を作って、食後にボードゲームをしたり、また別の日には友人を誘って食事や飲みに
行ったり、また別の日には仏法行者の集まりに
参加したり、両親に会いに実家を訪れたりと
普段時間の制約で思い切りでき出来ないことを
ここぞとばかりに楽しみます。そしてまた1週間を
「機嫌良く生きる」為に自分と徹底的に向き合い、「心」と「身体」のメンテナンスと
チューニングをして休日を過ごしています。

最初は意識的にはじめた生活も3カ月位で
板についてきまして、今では毎日、豊かさと
穏やかさの中で、まるで「悟り」を得た様な
感覚で「今」という日々を生きています。
「悩み」や「不安」、「恐れ」もなく
絶えずあるのは「感謝」と「奉仕」の
「心」となりました。

「感謝」は全てとワンネスに向けられたもので、「奉仕」は「感謝」の念から自然と生まれてくる「自分の人生を世界の為に使って下さい」と云う
純粋な「心」です。私はこの「心」が純粋無垢な
本来の生まれたまんまの私の原初の「心」で
あると感覚的に捉えています。
先ずは自分の豊かさと穏やかさを護り、
平和を手に入れる事、そしてその先は自分に
できる事で自分以外の「外の世界」に「喜び」を
与える事。「悦び」を分かち合っていく事。
「人生」が「歓喜」である事を伝えていく事が
本来、人間に託された「生き方」である様に
思えてならないのです。私たちが皆、「光」ならば
「光」の本質は「闇」を照らす事。光の当たらないところに光りを届ける事だと私はそう思えて
ならないのです。最後に仏法者らしく御文を
ひとつ贈ります。

「譬えば、人のために火をともせば、
我が前あきらかなるがごとし」


あとがき

私の究極の願いは「世界平和と人類の幸福です」
その助けになればと筆を取る事を決めました。
もう少し噛み砕いて云うと私の考える
「世界平和」とは人間同士の争いが無いだけに
止まらず、人間が自然と調和し、環境破壊などの
問題も克服した超自然的な社会の達成であり、
「人類の幸福」とは一人一人が自己と他者の
尊厳に目覚め、自分の果たすべき使命に
嬉々として臨んでいる姿をイメージしています。
キリスト教が日常にある環境で青春を過ごし、
ご縁の中で仏法に巡り合った私ですから、
宗教間の確執や垣根を取っ払う役目を否が応でも
意識せざるを得ません。また私が主張する
「ワンネス」の視点からも偶然は無く、
全ての出来事と経験は必然的に人生に
織り込まれているのだと感じます。

ただし、私は運命論者ではありません。
私たちにとっての「真理」とは経験と体感に
過ぎないと常日頃感じています。
経験したこと体感したことはどんなに
嘘のような事でも私にとっては「現実」の
「実相」であり「真実」なのです。宗教は元々、
人間を人間たらしめ、人間を幸福に導くものです。その「宗教」が人々の「幸福」を妨げる原因に
なってはならないと思います。
只今は私の「心」の実相、現実として
そういう問題を孕んだ「宗教」という世界線が
見えていることもまた事実です。

「自分とは違う」を否定するのではなく、
「自分と同じように他者にも
ワンネスの中の使命がある」と心底思えた時に
本当の「世界平和と人類の幸福」は達成され、
「宗教」は本来の力を取り戻し、
人間だけに止まらず、宇宙全体を豊かにする力を
発揮する事でしょう。

この先、そんな理想郷がいつ訪れるのかは
一個人の私には想像もつきませんが、
その建設、達成が宇宙の意思であり、
「偉大な何か」「光」の原初の目的である事は
体感的に理解する事ができます。

愛する家族の為、大好きな友人の為、
そして尊い自分の為に「普通」の私たちにも
できる事は多く用意されています。
超能力など無くても良いのです。
私たちは「生きている」それだけで尊く、
特別な「存在」なのですから。
でもどうか、どうせ「生きるなら」
歓びに溢れ、使命を自覚できる生き方を
選んで下さい。

そして先ずは全ては「光」である事を知り、
「機嫌良く」自らの豊かさと穏やかな暮らしを
大切にして下さい。
それが「世界平和と人類の幸福」を叶える。
1丁目1番地です。

尊いあなたと尊い私の出会いとご縁に感謝して、
森羅万象の全てに感謝致します。

南無妙法蓮華経
南無妙法蓮華経
南無妙法蓮華経

第4章:「機嫌良く、今を生きる」為の私の日常
あとがき 終わり 

著者:スエヒロハジメ

著作
「Forever Young」
「選択が切り拓く人生」
↑ノート内にて公開中(期限付)
併せてご覧いただけたら幸いです♪

挿絵:sato reina 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?