すうちゃん

30代を記録する。

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スキマスイッチが見せてくれた"すこしふしぎ"な景色

【副題】 コロナ禍における音楽とミュージシャンの存在意義を考える ※このテキストは、2021年4月30日に「音楽文(powered by rockinon.com)」掲載された記事の転載です。 2021年4月24日。 本当は1月のうちに終わっているはずだったスキマスイッチのツアー"Smoothie"が、なんとか無事に幕を下ろした。 コロナ禍による影響ではなく、大雪の影響で延期になっていた金沢公演。 3ヶ月先に延期となる、という報を耳にしたときに、わたしはうっすらこんな期待

    • 359日越しのツアーファイナル、熊本で咲いた未来花

      【副題】 音楽の力を信じ、動き続けたスキマスイッチが導き出した答えとは ※このテキストは、2021年3月2日に「音楽文(powered by rockinon.com)」掲載された記事の転載です。 2020年2月26日。 音楽を愛し、ライブという空間を愛する人であれば、忘れられない日ではないだろうか。 この日から、わたしたちの生活における「ライブ」というものの存在価値やありかたが大きく変わってしまった、と言っても過言ではないだろう。 そして、この日を境に失ってしまったかけ

      • スキマスイッチの221日ぶりのステージで、わたしが見たもの

        【副題】 コロナ禍のフェス体験から学んだ音楽の存在価値 ※このテキストは、2020年10月19日に「音楽文(powered by rockinon.com)」掲載された記事の転載です。 2020年2月26日から2020年10月4日まで。 日数で言うと、221日。 これは、新型コロナウイルス拡大の影響により、スキマスイッチが有観客でライブをできなかった日数だ。 アーティストによっては、ステージから次のステージまでの間に同程度の日数が空く人もいるかもしれない。 しかし、いま

        • スキマスイッチが今、ライブをする理由

          【副題】 Streaming LIVE “a la carte 2020”から感じた彼らの想い ※このテキストは、2020年7月1日に「音楽文(powered by rockinon.com)」掲載された記事の転載です。 世の中から、「ライブ」というアーティストとファンの交流の場が消え、早4ヶ月。ライブができなくなってしまった直後の2020年2月28日に、当初ツアーファイナルを迎える予定だった地・熊本で無観客ライブを決行したアーティストがいる。その名もスキマスイッチ。彼ら

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        • ALGOrhythmツアーの振り返り
          2本

        記事

          スキマスイッチが無観客ライブで音楽に込めたメッセージ

          【副題】 この日のセットリストからひとりのファンが感じたこと ※このテキストは、2020年3月4日に「音楽文(powered by rockinon.com)」掲載された記事の転載です。2020年4月 月間賞 入賞となりました。ありがとうございました。 【入賞時にいただいた講評】 参加予定だったスキマスイッチのライブが延期となったものの、代わりに行われた無観客ライブの生配信に元気と希望をもらった投稿者が、音楽の持つ力の大きさについて表現した作品。ファンだからこそ気付くいつ

          スキマスイッチが無観客ライブで音楽に込めたメッセージ

          ただわたしは「LOVE!」を叫びたくて

          【副題】 藤木直人のCDデビュー20周年ツアーを終えて思うこと ※このテキストは、2019年9月9日に「音楽文(powered by rockinon.com)」掲載された記事の転載です。 2019年8月31日。 河口湖ステラシアターで、藤木直人がCDデビュー20周年を記念したライブツアーのファイナルを迎えた。 19年前、彼に出会った頃のわたしは小学生。 あの頃のいまごろはきっと、夏休み最終日を名残惜しむように過ごしていたなと懐かしさを感じながら、晴れて残暑厳しい河口湖の

          ただわたしは「LOVE!」を叫びたくて

          30代の道に踏み込んだわたしが、NakamuraEmiを聴く理由

          【副題】 少し先を行く彼女が、小さな身体をもって見せてくれたもの ※このテキストは、2019年5月9日に「音楽文(powered by rockinon.com)」掲載された記事の転載です。 「30代ってこんなはずじゃなかった」 「30代……まあ、こんなもんか」 「めっちゃ楽しいよ、30代!」 30代の人たちは、人それぞれいろんな考えを持っているはず。 わたしはどちらかというと最初の「こんなはずじゃなかった」派だ。 まだ30代の入り口に足を突っ込んだばかりだけれど、30

          30代の道に踏み込んだわたしが、NakamuraEmiを聴く理由

          スキマスイッチが15周年記念ライブで描いた過去と現在と未来

          ※このテキストは、2018年11月19日に「音楽文(powered by rockinon.com)」掲載された記事の転載です。そして、2018年12月 月間賞 最優秀賞をいただきました。ありがとうございました! "あの時から全てがこの場所まで繋がっていた" 2018年11月11日。横浜アリーナのステージ上で、「リアライズ」という楽曲を最後に歌ったボーカルの大橋卓弥(敬称略、以下大橋)は、"この場所"として、ここ横浜アリーナのステージ上を指さしていた。 15年メジャーシー

          スキマスイッチが15周年記念ライブで描いた過去と現在と未来

          「きっと愛は不公平」から見える松室政哉の“瞬間”の切り取り方

          【副題】 松室政哉の「きっと愛は不公平」から見えた彼の“瞬間”の切り取り方と、この曲が私に教えてくれたこと ※このテキストは、2018年3月1日に「音楽文(powered by rockinon.com)」掲載された記事の転載です。 人間のちょっとした感情の機微、情けない部分すらも肯定して彩り豊かに歌ってくれるシンガー。それが松室政哉だ……と私は思う。 「毎秒、君に恋してる」という、恋愛が始まった瞬間を煌めくようなサウンドに合わせて歌いメジャーシーンに登場した彼が、二作

          「きっと愛は不公平」から見える松室政哉の“瞬間”の切り取り方

          ALGOrhythmツアー沖縄公演を観に行ったタビの記録〜2日目(ライブ当日)編 前編〜

          京都の振替公演を残しつつも、8月12日で一旦幕を閉じたスキマスイッチTOUR 2018 "ALGOrhythm"。 前回の投稿で、ライブ前日の自分たちを振り返りましたが、この投稿では、当日のことを振り返ろうと思います。 ※前回の記事は、こちらから。 ※この記事は、ALGOrhythmツアーのネタバレをガンガンしていくと思いますので、京都振替公演参加の方はご自身の判断にて、読み進めていただければと思います。 ** **ライブ当日 8月12日 AM10:00前日夜更かしした

          ALGOrhythmツアー沖縄公演を観に行ったタビの記録〜2日目(ライブ当日)編 前編〜

          ALGOrhythmツアー沖縄公演を観に行ったタビの記録〜初日編〜

          2018年8月12日。 沖縄コンベンションセンターでスキマスイッチTOUR 2018"ALGOrhythm"の公演が行われた。 この公演は、"ALGOrhythm"ツアーのファイナルを飾る公演だった。(大阪府北部地震によって12月に延期となった京都ロームシアターでの振替公演を除く) たくさんの照明を背にして光り輝くメンバーの姿、33本の公演を終えて達成感に満ち溢れた笑顔……そんな姿を見れると思っていた。 ……台風14号が来るまでは。 ちょっと違った形で一旦締めくくった

          ALGOrhythmツアー沖縄公演を観に行ったタビの記録〜初日編〜

          東京の空の狭さ

          先週、スキマスイッチのライブを観に沖縄に行ってきました。 あっという間にもう1週間。 主目的のライブが楽しかったことはもちろんなのだけど、やっぱり南国は現実逃避ができるし、せっかちなわたしでも時間の感覚が(良い意味で)ゆるくなるなと思うのです。 あとはなんといっても空が広い。 空の青さが、天気さえ良ければどこまでも突き抜ける勢いで、じーっと見てると吸い込まれてしまいそう。 昨日の東京の空もきれいだったけど。 それでも奥行きはあんまりないもんな。 沖縄に行くときは、いつ

          東京の空の狭さ

          みそじのはじめ

          「みそじ」を記録したくて、いまさらながらnoteをはじめてみることにしました。 ネットではすうちゃん、とよく呼ばれている人間です。 つい先日、30歳の誕生日を迎えたわたし。 とうとう三十路と言われる歳になってしまったのです。 とはいえ、「うわあ、きてしまった」という感覚もなく、なんら29歳最後の日までと変わらぬ日々。 30代ってどうやらライフステージ的にはいろんなことがあるようだから。 そんなあるかもわからないいろんなことを書く場があってもいいかなと思い、いまさらなが

          みそじのはじめ