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「旅」が与えてくれたもの

旅が好きなもので、色々な場所を訪れてきた人生である。
それはまあたくさんの場所を訪れ、美しいものも美しくないものも見て、たくさんの人に出会い、今のわたしがある。

どうしてこんなにも旅に惹かれるのか。
どうしてまた旅に出たくなるのか。
旅はわたしに何を与えてくれたのか。

旅を原体験として生きてきた自覚はあるけれども、ずっと曖昧だった旅の価値。

来月から始まる、「POOLO」という旅好きが集まる学校のようなオンラインコミュニティに参加してみることにしたので、これを機に一度、今の自分の言葉で旅で得たものを言語化してみようと思う。

▶︎POOLO概要はこちら⬇️

◆見たことのない景色と出会えた

まずわたしが旅に出る理由はここにある。わたしの生きるモチベーションであると言っても過言でない。
見たことのない景色を見ると単純にワクワクする。心が動く。そんな体験を、旅を通してさせてもらっている。

▶︎今までに書き下ろした海外旅エッセイはこちら⬇️

◆「自由」を理解した

いろいろな世界を見て、謎の縛りを自分に課していたことに、本質的に気づけたような気がする。
自分で自分を思わぬところで縛ってしまっているとか、そういうことって誰にでもあると思っていて、そこから自由に、ひたすらに自由になりたかったのである。

真面目な子どもだった。親や先生の言うことを聞かないのが怖かった。

その枠からはみ出たくてしょうがなくて旅に出たら、世界にはいろんな生き方を正解にしている人がいて見える世界が広がった。

世界を旅して出会った人は、奔放な人が多かった。日本人は自分含めて真面目なんだと気付かされた。今考えると当たり前でしかないけれど、私が正解として教わった以外の方法で、さまざまな世界で生活している人がいる。

大人になったら同じ仕事をずっとしないといけないとか、結婚してマイホームを建てる、とか、いわゆる正解とされているケースはあくまで一つの例なだけで、それしか道がないわけでは全くもってなかったのだった。

人生楽しんでいいとか、自分のために生きていいとか、嫌な仕事をする必要はないとか、愛している人と生きていく素晴らしさとか、本質的なところを旅自体や旅先で出会ったいろいろな人に教わった。

やりたいことをやっていいんだと思えたのは、旅に出ていろんな人の人生に触れることができたからだった。

◆「チャレンジ」に抵抗がなくなった

行く前は結構とんでもないと思っていたエジプト女ひとり旅も、途中まあ色々あったが、やってみるとどうってことはなかったし、いつまでもどこまでも、自分は自分だった。

▶︎エジプト女一人旅のあれこれはこちら↓

自分の体験を人に話すと、「よくそんなことにチャレンジするねぇ、すごいねぇ」というリアクションを頻繁にもらう。バックパッカーの経験しかり、協力隊しかり、フルマラソンを走ったこともしかり。

▶︎JICA海外協力隊に参加しようと思った理由⬇️

わたしはチャレンジをしている自信はあるけれど、そこに余計なハードルをあまり置いていないのだと思う。辛いかもしれない、とか、あまり考えていない気がする。

ここにも旅の経験は少なからず影響している。
エジプトの経験のように、世の中には見ただけでは難しそうなことでも、その世界に飛び込んでしまえば、案外大したことはないことが多そうだ。(エジプトで病気にもなれば、世の中のだいたいのことは大したことないと思える、ともいう)

また、どんなことでも、「やりたいことは今やったほうがいい」というメンタルを手に入れられたのは、旅を存分にしたからというのもあると思う。

旅もある種チャレンジで、大体の国は日本より治安が悪いので、事故や犯罪に巻き込まれるリスクが上がり、また単純に移動・宿泊の費用や時間といったコストがかかるものだ。

旅をしたとき、リスクやコストはもちろんあるけれど、それ以上の価値がある経験をたくさんすることができた。
お金がないとか、時間がないとか、ほかにも失うもので自分に言い訳するのはあまりにももったいないと思えるほどだった。

途中、予想だにしないさまざまな難関があったりもする。だが、たとえバスを間違ったとて、自分はそういったトラブルを楽しめるんだということも発見できた。

▶︎バスを間違って予定と全く違う場所にたどり着いた時の話はこちら⬇️

よくあるチャレンジのもう一つの障壁として、「もう遅い」理論も一つありそうだ。

留学先で出会ったたくさんの人が大人になってからもいろんな勉強を始めていた。アパートで私と同居していた中国人の女の子は、カナダにひとりで引っ越してきただけでなく、幼稚園で働きながら化学やプログラミングの学校に通ってキャリアチェンジを計画していた。

始める時期は早いに越したことはないのかもしれない。
しかし、旅先で出会った人たちを見ていると、何事も遅すぎることはなくて、旅自体も含めて、やりたいときがそのタイミングなのだ、と信じられるようになった。

◆見える世界が広がった

文字通り。
旅をした場所は自分ごとになる、と聞いて膝を打った。たしかに!
それは狭かった視界から自由になることでもあり、手に負えない世界の広さを実感することでもある。

カッパドキアでお世話になったおっちゃんたちが元気かどうか、今も自由に思いを馳せられるけれども、どれだけ彼らが大変な思いをしていようと、彼らにわたしの手は簡単には届かないのである。

▶︎カッパドキアで出会ったおっちゃんたちの話⬇️


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現段階では上記のようなことが魅力だと思って、わたしは旅に出ている。

他にも旅の価値はたくさんあるはず。
一度では書ききれないので、POOLOのワークに取っておこう。ワークで考え方がまたどう変化するか、今から楽しみである。

旅の魅力を整理してはみたものの、結局わたしはどうにもこうにも旅に惹かれ、早くまた旅に出たいと願ってやまないのである。

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Suuuuusan
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