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ゼロからサービス振り返り#1


はじめに

新卒でUI/UXデザイナーを目指す、都内私立大学2年の「すえ」です。
今日は8月から取り組んでいるゼロからサービスの作成が終わったので、これまでの制作フローをnoteにまとめていこうと思います。

ゼロからサービスの振り返りでは、3つの投稿に分けて制作フローをまとめていこうと思います。かなりボリューミーな記事になると思いますが、ぜひ最後まで読んでみて下さい!

1.解決する課題について

課題の発見

ゼロからサービスでどのような日常の課題をアプリにしたのかまとめていきます。

今回の課題はアンケート調査における「質問作成の難しさ」と「回答の収集にかかかる手間」の2つの課題を解決できるアプリをデザインしました。この課題に着目した理由は2点あります。

1点目は大学ではアンケート調査のやり方を学ぶ機会が少ないという点です。

大学では授業やゼミ・卒論などでアンケート調査を行う機会は多くあります。しかし、私の実体験として「アンケート調査を来週までに取ってきてね」というように具体的なやり方は自分で調べながら取り組む必要があり、正しいデータを取集することが難しかったという経験があります。
また、アンケート調査の結果を用いたレポートやプレゼンテーションがあり、データ収集の結果が最終的なアウトプットの質に直結するため大学生向けにアンケート調査のサポートができるアプリをデザインしようと考えました。

2点目は回答を収集するハードルが高いことです。

先ほどの続きになるのですが、大学の授業でアンケート調査を行った時、ほとんどの班がLINEやInstagramのストーリーで回答を依頼していました。私も同様の方法で回答を依頼したのですが、200人に対して依頼した結果回答を得られたのはわずか数件でした。
このようにアンケートを作成したのはいいものの、本来短時間で終わらせたい回答の収集に時間がかかったことで、全体のスケジュールが崩れてしまうことにも繋がります。

この2点の理由から大学生は、アンケート調査の機会は多くあるが質問の作成や結果の取集に課題を抱えていると考えたため今回は「大学生向けのアンケートアプリ」をデザインしようと考えました。

課題に対する対応策

大学生がアンケート調査を行う際に抱えている課題の対応策についてまとめていきます。

以下が大学生が抱えている2つの課題です。
❶アウトプットに役立つ設問を作成することが難しい
❷アンケートの結果を収集することが大変

これらの課題に対する解決策について考えていきます。

はじめに「❶アウトプットに役立つ設問を作成することが難しい」という課題に対してアンケートの参考を提示することで課題を解決しようと思います。
私が実際にアンケートを作成した際、ネット上にあるアンケートの質問の仕方や選択肢を参考にすることでスムーズにアンケートを作成できた経験があります。この経験からアプリ上で参考となりそうなアンケートを複数提示することで課題を解決できると考えました。

次に「❷アンケートの結果を収集することが大変」という課題に対して、ネット上に掲示板のようなアンケート回答専用のプラットフォームを作成してアンケートの回答を集めることで課題を解決しようと考えています。
アンケート専用のプラットフォームを作成することで、回答を集めている人同士で回答し合うことで確実に結果を集められる仕組みを取り入れようと思います。

2.インタビュー

これまで考えた、アプリの課題感と対応策がユーザーの視点/体験に合っているかを明確にするためにインタビュー調査を行いました。

インタビューの様子

インタビュー内容

インタビュー調査では以下のことを中心にインタビューを行いました。
1.アンケート調査に対するイメージ
2.自分が考えた課題と解決策について

この2点についてインタビュー調査を行い、ターゲットはアンケート調査に対してどのように考えているのかを調査しました。

インタビューの結果

各項目ごとに結果にについて簡単にまとめていきます。

「1.アンケート調査に対するイメージ」
・めんどくさい
・特にアンケートが長いと回答したくない
・身近な人の依頼あればできるだけ貢献してあげたい

「2.自分が考えた課題と解決策について」
<❶アウトプットに役立つ設問を作成することが難しい>
 解決策→アンケートの参考を提示する
・参考があると確かにアンケート作成の知識がなくても作れそう!

<❷アンケートの結果を収集することが大変>
解決策→掲示板のようなアンケート回答専用のプラットフォームを作る
〜解決策について〜
・収集をする方法としては一度に多くの人に発信できる「Instagram」が
  一番初めに思いつく
・回答する側で考えると、身近な人(関係性の深い人)や信頼できる人のアン 
 ケートを回答したい
➡︎アンケート作成側は「一度に多くの人に発信したい」が、
  回答者側は「関係性の深さや信頼性」がアンケートの回答に影響する

これらのことから、課題❶のアンケート作成に関しては参考を提示することで解決できそうだと感じた。しかし、課題❷ではただアンケートを掲示板に投稿するだけでは回答者の「貢献感」や「利益」が見込めないことがインタビュー調査で分かった。

インタビューの結果を踏まえて

上記のインタビュー結果をもとに、2点アプリの方向性を変更しました。

1点目は貢献や安心感を与えるため「学生証の登録」を取り入れることです。
インタビュー調査で、「身近な人や安心感のある人のアンケートは回答したいと思える」という声を参考に、学生証を登録してもらうことで大学生である証明だけでなく、自分と同じ大学生という親近感からアンケートを回答してもらえることに繋がると考えました。

2点目は「ポイント機能」を追加して回答を促進することです。
よりアンケートを回答してもらうために、ポイント機能を追加してアンケートに回答するごとにポイントがもらえ、景品に交換できるシステムを取り入れ回答を促進しようと思います。
また、交換できる景品はギフトカードや大学生の必需品であるマウスやモバイルバッテリー・イヤホンなど大学生が欲しくなる景品を揃えようと考えています。

3.コンセプトの決定

これまでの内容をもとに「大学生向けアンケートアプリ」のコンセプトを考えました。

アプリのコンセプト

このアプリのサービスを一言で「アンケートの作成/収集の手間を軽減し、アウトプットに役立つデータを手軽に集められるサービス」としました。
課題や解決策・アプリ使用後のユーザー経験については画像をご覧ください。

おわりに

今回は、ゼロからサービスにおけるアプリコンセプトまでの制作過程についてまとめました。
インタビュー調査を通して、自分が想定していた課題やアンケートに対するイメージとは違う視点の考えを知ることができました。また、インタビュー調査の結果をもとにアプリ案をブラッシュアップするという経験もできたので、これらかも自分だけの視点で考えず、第三者の視点も参考にしつつデザインを作成していこうと思います。

次回は、いよいよゼロからサービスの「UIデザイン」についてまとめていきます!

もし良かったら、次の記事も読んで見て下さい!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!🙇‍♂️


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