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とうじ蕎麦

上高地からの帰り、ふらりと入ったお蕎麦屋さん。古い小さな店だけど、駐車場にはバイクや車がずらり、、待ってる人がたくさんいて、一瞬躊躇するも、人気店のようで、名前を書いて待つことにする。

最近長野市に引っ越して、蕎麦屋めぐりを楽しんでいる友だちにLINEすると、この辺り、奈川地区はとうじ蕎麦が有名とのこと。

とうじ蕎麦?初めて聞いた!

友だちに聞くまで、蕎麦は"盛り蕎麦"が一番と、冷たい盛り蕎麦を食べる気満々だったのが、一気に気持ちはとうじ蕎麦に。

長野県は広く、蕎麦も地域によって個性があり、しかも、どの店もレベルが高くハズレなし!と友だちに聞いてから、蕎麦好きのわたしたち夫婦、愛知から長野に蕎麦を食べにドライブがてら通うのが日課のように!

寒い中、小一時間外で待ち、やっと中に入ってととうじ蕎麦を注文。

土鍋に入った関東風?の黒い出し汁に湯がいたお蕎麦をざるでしゃぶしゃぶしながら、お汁と共にいただく。

旨い!旨すぎるー!

何より、温まる。それに麺がのびない。

夫と二人で初めての味に感動!

大阪人のわたしは関東風?の真っ黒なお汁が苦手で、長野ではもっぱら関西で言うところのざる蕎麦派だったけど、今回の旅行で、このちょっと甘め、濃い味の黒いお汁に魅了されました。

長野は七味も有名だけど、七味って関西風の薄味の白いお出汁より、この甘い濃い黒いお汁にこそ合うんだ!と再認識。

これから家で作る、温かいお蕎麦は、濃口醤油で甘めの味にしようかな。

鶏肉と豚肉?のようなお肉が入ってたけど、この濃い出汁はどこから?とお店の人に伺ったら、甘みは鴨肉からでしたー!

鴨か!

鴨肉は難しいけど、この味を再現したい!

いやー。何度も長野に蕎麦を食べに行くきながら、初めて食べた"とうじ蕎麦"。

まだまだ食べたことのない知らない味があるんだなぁ。

なんだか、まだまだ楽しいことありそうで、心まで温かくなった"初とうじ蕎麦"でした。

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