思考メモをとる生活⑭ 続・自分にとっていい仕事とは
前回に引き続き、「大企業とジョブ型は馴染まない」と漠然と感じた理由を思考メモから。
「会社=収入をヘッジする仕組みと捉えると、規模の大小、すなわち、大企業、小企業でヘッジの仕方の特徴が浮き彫りになる。
大企業はどんなに儲けても、人数が多ければ多いほど各人の収入は平準化される。成果を上げた人も上げなかった人も大差のない給料となるわけだ。
極端に言えば、働いても働いてなくても安定した給料を得れる。
博報堂(僕がいた会社)も、3千人弱ほどだったが、ひしひしとそれを感じたし、大きな会社はもっとそうだろうなと思っていた。
一方、小企業は平準化効果は働きにくいだろう。
また、人数が少ないので、職務や成果が可視化でき、傾斜がつけやすい。
つまり、ジョブ型がやりやすいのだ。
でも一方で、儲けなければぐっと給料はぐっと下がるし、儲けなかった人も可視化されるな。
小企業の方がぬるま湯になりにくいと言える。
だとすれば、これからの時代は、社長にとっても、働き手にとっても、やる気と収入が反映しやすい小企業の方が面白いのではないかな、と思った。」
「大企業はジョブ型が採用しにくい」と漠然と思った理由が、思考メモでクリアになりました。