開催第1回目、新潟国際アニメーション映画祭を識者はどうみたのか?
2023年3月17日から22日まで、新潟市において「第1回国際アニメーション映画祭」が開催されました。国内と海外のアニメーション作品と情報を、新潟から広く発信するのが映画祭の目的です。
この映画祭、実は私はプログラム・ディレクターとして関わっており、映画祭がどう受け止められ、評価されたかとても気になっていました。
そしてありがたいことに、予想よりかなり多くのかたが新潟に訪れ、メディアやネットに記事や感想を発信されています。自身の備忘録として、そして映画祭の雰囲気を伝えたいなと、そんな記事のまとめリンクを作ってみました。
実際は、関係者インタビューやコンペティョンの受賞結果ニュース、トークやシンポジウムのレポートなど記事は数えきれなくあるのですが、ここでは商業メディアからブログまで、特に名前をだして発信され映画祭を総合的に評価した記事を中心に絞っています。映画やアニメーション界を代表する識者のかたも多いです。
幅広く取りあげたつもりですが、見落としがありましたら申し訳ありません。「こんな記事もありますよ!」と教えていただけたりしますとありがたいです。
文章の中で映画祭を褒めていただくと本当にうれしいです。ただそれ以上に気になるのは、至らなかった点と課題です。開催前、開催中から当事者として課題と思っていたことを再確認できただけでなく、気づいていなかったことも多くありました。
比較的簡単に解決可能なものと同時に、「ハードルが高い!」と思うものもあります。こちらを立てれば、あちらが立たずというケースもあります。結果として迅速に対応出来そうなものがありますが、時間がかかりそう、相当頑張らなければといったもの、異なった対応になりそうです。
それでも幸い僕はクビにならずに2024年も引き続き映画祭に関係しそうですので、「皆さんの言葉を受け取りました。みんな頑張って考えます」とお伝え出来ればと思います。
■藤津亮太 (アニメ!アニメ!)
・「第1回新潟国際アニメーション映画祭」押井守監督が語るメッセージと“第2回”開催への課題とは【藤津亮太のアニメの門V 第93回】
https://animeanime.jp/article/2023/04/17/76816.html
■小新井涼 (まんたんウェブ)
・新潟国際アニメーション映画祭:ポテンシャル感じた初開催 評価したい異例の取り組みと課題
https://mantan-web.jp/article/20230409dog00m200020000c.html
■高野麻衣 (Mikiki (タワーレコード))
・新潟国際アニメーション映画祭(NIAFF)――〈アートと商業〉の断絶を埋める情熱、作り手への敬意と愛に満ちた6日間
https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/33875
■中山治美 (ENCOUNT)
・日本のアニメ・マンガの海外普及は「映画祭が重要」 調査の背景に“利潤第一”への疑問
https://nordot.app/1015128804702715904?c=620914817126220897
■鶴原顕央 (ガジェット通信)
・第1回新潟国際アニメーション映画祭グランプリは『めくらやなぎと眠る女』──長編アニメに特化した映画祭の長所と課題
https://getnews.jp/archives/3395525
■五味洋子 (note)
・新潟国際アニメーション映画祭
https://note.com/gomiyouko/n/nffb45d9387c7
■津堅信之 (津堅信之のアニメーション研究資料図書室)
・ひろしま、新千歳、東京、そして新潟 ーー 第1回新潟国際アニメーション映画祭を観覧して(前編)(中編) (後編)
https://tsugata.hatenablog.com/entry/2023/03/26/232921
https://tsugata.hatenablog.com/entry/2023/03/27/065820
https://tsugata.hatenablog.com/entry/2023/03/27/081149
■古賀太 (論座(朝日新聞デジタル))
・新潟国際アニメーション映画祭は、今後世界的な注目を集める予感がする
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2023032300004.html
■タニグチリウイチ (IGN Japan)
・押井守が表現を語り、片渕須直が研究の必要性を訴える 第1回新潟国際アニメーション映画祭が見せたものと残したこと
https://jp.ign.com/niigata-iaff/66742/news/1
・大友克洋がアニメ制作に関わったきっかけ、そして『AKIRA』の革新性とは――初開催の新潟国際アニメーション映画祭にトップクリエイターが続々登場
https://jp.ign.com/niigata-iaff/66701/news/akira
■fy7d(エフワイセブンディー)
・りんたろう、大友克洋、押井守らが登壇「新潟国際アニメーション映画祭」
https://onl.sc/4qJRRt4 (URL長いので短縮を使用しています)
■HiraokaYoshika (大家さん の雑記帳)
・新潟国際アニメーション映画祭
(その1)(その2) (その3)(その4・まとめ編)(その5、観光・食べ歩き編)
https://ooyasan-yoshikazu.cocolog-nifty.com/blog/2023/03/post-898ee3.html
https://ooyasan-yoshikazu.cocolog-nifty.com/blog/2023/03/post-d7f782.html
https://ooyasan-yoshikazu.cocolog-nifty.com/blog/2023/03/post-a811c6.html
https://ooyasan-yoshikazu.cocolog-nifty.com/blog/2023/03/post-6b2dd5.html
https://ooyasan-yoshikazu.cocolog-nifty.com/blog/2023/03/post-cd1b7d.html
■矢田部吉彦 (note)
・新潟国際アニメーション映画祭2023日記
https://note.com/yoshiyatabe/n/n1307400400e8
■otocoto
・アジア最大の長編アニメーション映画祭 "新潟国際アニメーション映画祭"が本日ついに閉幕
https://otocoto.jp/news/niigata-iaff0322-2/
■Sota (属性≠負け属性)
・第1回新潟国際アニメーション映画祭 レポート
https://wanwanfever.hatenablog.jp/entry/2023/03/29/201947
■河嶌太郎 (週刊朝日)
・“世界初”の長編映画祭が開催 押井守「予想以上に質の高い作品集まった」
https://dot.asahi.com/wa/2023040400079.html
■小川びい (WEBアニメスタイル)
・【情報局】第1回新潟国際アニメーション映画祭レポート
集まった注目、課題は継続性
http://animestyle.jp/news/2023/04/18/24073/
■ローランド・ケルツ (Japan Times)
・New Niigata film festival brings out the big names in anime
https://www.japantimes.co.jp/culture/2023/04/20/films/niigata-anime-film-festival/
(英語記事)
■小原篤 小原篤のアニマゲ丼(朝日新聞デジタル)
・長編アニメ映画祭の夢と不可能性
https://www.asahi.com/articles/ASR3J4JYMR3HUCVL01K.html
(有料記事のため冒頭部分のみ)
■関原のり子 (日本経済新聞)
・押井守監督審査の新潟映画祭、アニメの本質は多様な表現
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD230730T20C23A3000000/
(有料記事)
この他にも紙媒体でもいくつか紹介いただいています。なかでも高瀬康司さんによる「キネマ旬報5月上・下旬合併号」の「新潟国際アニメーション映画祭開催レポート」と、「月刊ニュータイプ2023年5月号」の「アニメの今、浴びてきた」はとても充実した記事となっております。リンクは貼れませんが、大変ありがたく感謝しております。
何か機会がありました時は、手にお取りいただければありがたいです。
そして今後も新潟国際アニメーション映画祭を気にかけていただけますと大感謝です!
最後に私自身の文章も。
■数土直志 (アニメハック)
【数土直志の「月刊アニメビジネス」】「新潟国際アニメーション映画祭」のプログラムをどう選んだか
https://anime.eiga.com/news/column/sudo_business/118388/
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