
自分ひとりでもできる生産性向上、結局やるかやらないか
生産性を上げたいと思いつつ、「まぁいっか」と後回しにしがちなのはよくある話。
@irof さんが「D-Plus Osaka」で発表された「自分ひとりから始められる生産性向上の取り組み」のスライドを読ませていただいたのだが、そういう 「個人でもすぐに試せる生産性向上の工夫」 をいくつか紹介していて、けっこう実践的な内容だった。
よくある「生産性を上げるには?」みたいな抽象的な話じゃなく、
・見積もって実行し、差分を認識する
・言い訳をする
・フリクションログをつける
といった、「具体的にこうやってみたら?」 というアクションが提示されているのがいい。
見積もって、実行して、差分を認識する
「この作業30分で終わるな」と思ったら、本当に30分で終わるのか?
実際に計測して、見積もりとの差分を認識するのが大事。
これ、仕事してるとけっこうある。
「これ1時間で終わるだろうな」と思ったら3時間かかるとか、「3時間かかるな」と思ったら40分で終わるとか。
見積もりのズレをちゃんと認識しないと、どんどん感覚がズレていく。
個人レベルだと「まぁいいか」で済むかもしれないけど、組織レベルだと見積もりの精度がチームの生産性を左右するので、日頃から意識しておくのはめちゃ大事。
言い訳をする
「ちゃうねん」って書かれてて笑ったけど、これはつまり 「時間がかかった原因をちゃんと言語化しよう」 という話。
例えば、
「集中できなかった」→ なんで?環境?疲れ?
「仕様が決まってなかった」→ 先に確認できなかった?
「ツールの使い方がわからなかった」→ 事前に調べるべきだった?
こうやって 「言い訳を言語化」すると、実は外的要因ばかりじゃなくて、自分で改善できる部分も多い ことに気づく。
ただ「なんか時間かかったな~」で終わらせるより、次に活かせる形で振り返るのが大事。
フリクションログをつける
要するに、「作業中にちょっと詰まったことを記録しておくといいよ」って話。
「どこで詰まったか」
「何がストレスだったか」
「解決にどれくらいかかったか」
これを書いておくと、後で改善のヒントになるし、同じミスを繰り返さなくなる。
Slackの自分宛DMにメモするだけでもOK。
個人的にこれめちゃくちゃ共感する。
「あれ?前もこれでハマったな…」ってこと、よくあるので。
でも、詰まったときは「早く解決したい」気持ちが強くて、記録を残すのを忘れがち。
だから、意識的にメモるクセをつけるのはアリだと思う。
結局、「やらないことは上手くならない」
最後の「やらないことは上手くならない」という言葉が刺さった。
どんなにいい手法を知っても、実際にやらなきゃ意味がない。
個人で試して、フィードバックを回して、継続できる形にしていくのが大事。
「生産性上げたいなぁ」と思ってるなら、とりあえず 「見積もる」「言語化する」「ログをつける」 のどれか一つでもやってみると、変わるかもしれない。