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掃除をする中で
おばあちゃんの家にいる限り、
やることとしては、遺品整理か掃除ぐらいがメインで、今日は掃除を集中的にしてみた。
先日から、あの、Gが出てきたため、
これは、もう、掃除やらないとヤバい。
という、やらざるを得ない状況だった。
何年も触れてないような、あぶらまみれの換気扇、こげのあるガスコンロと周り、
綺麗にたもってるけどよく見ると水垢だらけのシンク、
少し高いところにあるオーブントースター
何年も使ってきたグラスやマグカップたち…
二層式の洗濯機のフィルター…
害虫の死骸だらけの電気…
とにかく、目につくものや普段使うものから掃除をしはじめた。
掃除をしていて、思ったことは。
ものは、わたしが物心がついた時からあったものがまだ使われている。
シンプルな機能のものばかり
ということだった。
換気扇は、今のような凝ったものではなく
シンプルに紐を引っ張るとプロペラが回るもの
おかげで掃除がとてもしやすいものであった。
ガスコンロもコンパクトで油など拭きやすいもの。
シンクも大きすぎず小さすぎずでコンパクト
コップも沢山あるけれども、形が決まっていて取りやすい。
など、おばあちゃんは生活しやすいよう、本当にシンプルなものに囲まれて生活していたんだなと思う。
また、ものを大切につかっていたこと。
おかげで掃除も捗り
すぐに綺麗になったり、
わたしが小さい頃からあったものが、
新品に近いぐらいに綺麗になったものもあった。
今やいろんな機能がついていて、手間が省けたりして生活しやすいのが日常、当たり前になってきているけども。
結局掃除するのは自分たち。
幼い頃、おばあちゃんの家によく遊びに行くたびに、
「こんなに古いのによく使えるなあ」
とか思ったことがあった。
そんな時に、おばあちゃんがものを大切にしてきた秘訣などを話してくれたことがあった。
戦争の時代を生きた時は
ものがなくて本当に困ったこと。
そこから、好きなものや大事なものはいつまでも手元に置いておきたいから大事にしてる。
というような話をしていた。
おじいちゃんの介護や自身の体の調子が悪くなってから、綺麗だった家もだんだん埃っぽくなってきて、相当老老介護は大変だったんだろうなと思った。
けれども、身の回りで使うものなどは
亡くなるまで綺麗に整理整頓していたんだろうなと思われる形跡も沢山ある。
おばあちゃんの生活を感じることができた。
そんなものを大切にするおばあちゃん。
できないところの掃除を生きている時にしたらどれだけ喜んでくれたか…。
と、しみじみおもいながら掃除をしていた。
コップたちの汚れやくすみもなくなり、
洗濯機のなかもスッキリ綺麗になり
シンクもピカピカに生まれ変わり
コンロ、周辺もとれるこげはとれて
電気もさらに明るくなり
換気扇から爽やかな空気の入れ替えができるようになった。
改めて、ものを大切にすること
シンプルに生きることを学んだ。