新卒入社同期会での気付き先日、新卒で入社した会社(システムインテグレーターです。あー、いったい何年前のことなんだろう…)の同期会があり、懐かしくも時の経過を感じさせる面々と会ってきました。 新卒入社から現在までずっと勤め上げている人もかなりいて驚きを感じつつも、当時の日本社会ではこれが圧倒的マジョリティだったなと。 転職組は皆お互いに久々の顔合わせなので、第一声は「今、何しているの?」から会話を始めるわけです。 僕の場合、この問いに的確に応えるのが改めて難しいなと。
このエントリはiCARE Advent Calendar 2023の投稿です。 2023年を振り返ると、iCARE下半期(2月〜)からの全社の大きな戦略変更とともに個人的にはCEO室への異動(8月〜)がありました。 5月から兼務で異動したので実質的には半年ほど経過したところです。 CEO室は会社の業務におけるいわゆる「重要度と緊急度のマトリクス」(正式にはEisenhower Matrix/アイゼンハワー・マトリクス※)の中で、右上の「重要だが緊急でない」業務を、領域ご
2月からの弊社の2023年度下半期開始に当たり、これまでセールス部とマーケティング部と2つに分かれていた組織がセールス&マーケティング部と一つになり、連携を強化していわゆるカスタマージャーニーを最適化する取り組みを推進しています。 市況的にも広告宣伝費などを抑制し利益率改善が求められる中、これまで獲得した既存リードから商談を生み出して受注につなげていくことに注力する必要性もあります。 こうした中で、これまで仕組み化が遅れていたナーチャリングプロセスを整備すべく、セールス・
このエントリはiCARE Advent Calendar 2022の投稿です。 本年も残り1週間強というタイミングでのnoteということで、今回は2022年のマーケティング部とデザイン部の活動を時系列で振り返り、来年への抱負で締めくくりたいと思います。 1月:Carelyファイブリングス資料を公開 企業が働くひとの健康を創る手法を包含した弊社独自のフレームワーク「Carelyファイブリングス」の資料をSpeakerDeckに公開し、コーポレートサイトのサステナビリティのコ
目の前にあるものを見ているようで見ていない 自分の会社やプロダクトのロゴを今すく何も参照せずに描いてみて下さいと言われたらどうでしょうか? 描いたあと、自社のWebサイトにアクセスして見比べてみてください。 おそらくあまり再現出来ていないのではないでしょうか。 日々業務をしている中で何度もロゴに接触しているはずなのに。 僕も弊社の「Carelyちゃん」のロゴを思い出しながら描いてみたのですが、うまく再現できずここには掲載できないレベルでした。。 なぜ見えていないのか
「世界観」という言葉は日常会話でもよく登場しますよね。 一番の利用シーンは漫画、アニメ、映画、ゲームなどのポップカルチャー作品を語る時でしょうか。 「アイヌ文化をベースにしたゴールデンカムイの世界観、面白いよねー」 こんな使い方ですかね。 こうしたファンタジー作品で使う「世界観」とは、われわれが日常生活をおくる現実とは異なる架空の世界の時空間や社会文化システムをベースに、それを効果的に表現するための五感刺激要素(食生活、武器、技、ガジェットなどのビジュアルデザインや音
「今度、議論(ディスカッション)させてください」 「もっと皆でちゃんと議論してからもってきてー」 職場でよくこんな言葉をよく聞きますよね。ただ、うまくいかないことも度々あります。 議論という言葉はあまりにも頻出するので、それば何なのかが深く考えられないまま使われているかもと。 そこで、「議論」をある目的(結論)のために「論証を基礎単位として話し合うこと」(福澤一吉著「議論のルール」より)と定義してみましょう。 言葉を使い相手がいるという意味では日常会話と共通ですが、目
昨年の振り返り 弊社では8/9に下記プレスリリースを配信するとともに、Carely Sustainable Expo 2022のLPを公開しました。 ちょうど1年弱前に下記記事で、「サスティナブルに毎年継続的に開催し、働くひとのウェルビーイングを考えるイベントに育てていきたいという思いがあります。」と記載した通り、昨年に続いて2回目の開催となります。 それなりの準備工数と費用をかけた取り組みになりますので、2回目の開催にこぎつけるためには、第1回目開催結果としての成果数字
弊社のようなスタートアップ企業にとって、ここ数ヶ月の投資・金融市場の変化は様々な取り組みを見直すきっかけの一つとなります。 特にこうしたネガティブな外部環境の変化は、組織でも個人でもどう捉えるかという解釈力がその後の己の姿を決定づけていくように思います。 別の言葉で表すなら次のシンプルなフレーズかと。 「そう思えばそうなる」 こう書くと、「おいおい…」という声を聞こえてきそうですが、古くから様々な哲学者や偉人の名言には同種のメッセージが含まれており、自らの経験上も一定
変化が苦手な日本人進まないデジタル化やイノベーションが起きづらい産業構造などの要因として、「日本人ってなかなか変われないよね」という意見をよく耳にしますが、おそらく多くの人が同意するのではないかと思います。 最近でも日本人の変化への抵抗を裏付けるような調査結果は多数見つかりますね。 変わろう!と言われても… 変化できないこととは別の言葉でいえば、未来のリスクへの不安度が高いともいえそうです。 実際、日本人は遺伝子からみて世界で最も不安を感じやすい民族ということがわかって
ビジネスシーン、特にマーケティングの世界では数字で語ることが求められますよね。 「とても伸びた」「大きな割合を占めている」などの数字を伴わない報告をしようものなら、すぐに回りから「具体的な数字を教えてください」とツッコミが入るでしょう。 上記のように数字を使って語ると説得力が高まるはずです。 しかしここにも盲点があるのではないでしょうか。 定性的な言葉に対しては上記のようなツッコミが浴びせられるのに対して、商談化率、喫煙率、GDPなどといった数字になると、人は無条件に
僕らは概念を二項対立でとらえるとすっきりするようにできているようだ。 動物と植物、科学とアート、味方と敵。 しかし、実態はそんな単純ではない。 現実は多様な視点を含んだ立体的なグラデーションの世界。 そこには一瞬たりとも静止することのない時間軸もある。 そもそも時間は存在するのかというは問いは保留しておこう。 仕事の世界でも、この二項対立の捉え方が多数はびこっている。 上司と部下、自部署と他部署、職場と自宅。 「職場と自宅」という二項対立を見ると、その危うさが
現在バイアスとは、将来の大きな価値よりも目の前の小さな価値を優先してしまう人間の心理のことです。 わかりやすく言うと、イソップ寓話として古くから知られる「アリのキリギリス」におけるキリギリスの心理のことですね。 夏のうちから冬に向けて食べ物を蓄えていたアリに対して、ギリギリスは冬のことはその時に考えればよいと先延ばしにして歌って過ごし、後から後悔するというあの寓話です。 プライベートの生活でも会社での仕事でも、この現在バイアスに陥る局面は多数あるので、対策を立てておくと
先週末の2月4日は、iCARE社のFY22下半期キックオフの日でした。 半年ごとの振り返りと今後の方針を全社で共有し合う場として継続的に取り組んでいる会議です。 そういえば、ちょうど僕が入社して間もない頃の2021年8月6日に行われたFY22上半期キックオフ(合宿)直後にも下記記事を書きました。 この記事で「年末に向けて新しい取り組み」と書いていたのはこちらのインタビュー記事にもあるCarely Sustainable Expo 2021のことでした。 配信機材まわり
「働くひとの健康を世界中に創る」というパーパスを掲げるiCARE社の2022年の注力ポイントは何かと言うと、健康データの活用がその一つにあげられます。 Carelyファイブリングスというカンパニーケアに対する独自のフレームワークも発表しました。 そこで2022年初回のnote投稿では、厚労省のサイトに公開されている心の健康(悩みやストレスの原因)に関するクロス集計データをもとに、多変量解析手法の一つであるコレスポンデンス(通称コレポン)分析を行い、そこからどんなことがわか
※ このエントリは"iCARE Advent Calendar 2021" 4日目です。 iCARE Advent Calendar 2021向け記事として、当初は12月1-2日に開催されたCarely Sustainable Expo 2021の振り返りを書こうと思っていたのですが、別途インタビュー記事になる予定なのでこのカンファレンスのセッションテーマとしても取り上げられていた多様性について、思うところを書いてみたいと思います。 お伝えしたいことは、以下の3点です。