パルダリウム、1年経過
かれこれ1年ほど経過しました。
3年ほど前、東京に住んでいた時はアクアリウム(淡水・海水)を嗜んでいましたが、名古屋に引っ越す際、色々と生体は移せたのですが、やはり長持ちせず☆になってしまいました。
淡水の生体もそうですが、なにより海水の生体…ハードコーラル系だけでどんだけ札束が飛んでしまったことか…。
まぁ、東京に住んでいた時は1階だったし、重量的に問題が無いことを確認して使っていたので良かったのですが、現在は最上階に住んでいて、本当に数百kg(1200×600水槽)に耐えられるのか心配だったので、アクアリウム系は封印していました。
ペット可のマンションですが、当時は多忙で生活が不安定だったこともあって、さすがに猫や小動物を飼うのは気が引けていたので、色々と試行錯誤した結果、水の量が少ないパルダリウムをチョイスしました。
パルダリウムとは、鑑賞用の熱帯雨林のような水槽を作り出したもの。
イモリやカエルなんかの両生類を飼ってらっしゃる方が多いみたいですが、個人的に爬虫類、両生類を飼うのも大変な気がしたので、結局、中に生体は入っていません(厳密にはコケ取り用のエビと貝が少量いますが)。
大きさは、900×600×450…だったかな?900×450×450かもしれない。
全体像は最初にあったように、こんな感じです。陸地はツヤゴケを敷き詰めていましたが、夏場に暑すぎたのか枯れ始め、今ではツヤらしいツヤも見る影がありません。春にニョキニョキ育ち始めてくれるのを期待しています。
左右の壁面は、水の当たる部分にウィローモスやコツボゴケ、ミストシャワーが当たる部分にはシノブゴケを配置しています。
わかります?
中央上部に昆虫の触覚みたいな2つの突起の影がありますよね。これが2時間おきにミスト(霧)を一定時間吹きかけてくれます。
左にはホマロメナ sp.を置いています。
この1年で4倍くらいに成長しました。ていうか、もっと小型でよかったのに…。最初は中央下段にある葉の大きさみたいなのが3~4枚ついていただけだったんですけどね。あと中央に花?花かなぁ?の蕾っぽいのが4~5個ついていますが、かれこれ2ヶ月くらいこのままで、ホントに咲くのかわかりません。
当然ですけど、大きく成長しすぎて、その下にあったツヤゴケが影になってしまって枯れています。耐陰性の強いコケ…なんてあったかな…?
左中段くらいにプテリスがちらっと見えていますね。
左奥は最上段まで水をあげて、岩場を回り込むように流れ落ち、下の川に流れ込むようにしています。若干、水量が多かったみたいで、川から溢れた水がツヤゴケを枯らしてしまっていますね。
そのうちソイル(土)を増やしてかさ上げし、もう一度コケを敷き詰めたいと思います。
中央の川です。本当は川に沿うようにブセファランドラを置いてた(買いすぎて)んですけど、ぱっと見右上の水場直前に少し残っている程度ですね。中央下側と右上に、ユキノシタがぎゅんぎゅん伸びてきています。まぁ、民間療法的には薬草にもなるし、てんぷらにして食べることもできる(食べ…るかどうかはわかりませんが)ので、なんとなく「まぁいっか」的に放置しています。
中央上段には岩をポッコリ突き出させています。その上にシノブゴケとヤノネシダ(だったかな?)を置いてます。あまり水が行き届かないので、成長は超遅めです。
本当はジュエルオーキッド(マコデス ペトラ)を置きたかったんですけど、アレって微妙に高いんですよね。あと増殖させづらそう。あっという間に枯れてしまうリスクを鑑みて、止めました。
右側にほんの少し水辺を置いているのですが、その上の崖部に恐ろしく繁殖しているのがユキノシタ。ランナー(地下茎)を伸ばしてアチコチに増殖中です。このまま放置し続けていたら、いつかこいつに完全侵略されると思います。おかげで、コウザキシダなんかも3株くらいいたはずなのに、どんどん生存競争に負けて枯れてきました。
水場にはヨーロピアンノチドメを置いていますが、これは他の水槽で爆植しすぎたので、エビのエサように持ってきただけです。
美的には探してみれば色々あると思うんですが、私の場合は「ただの植物だとちょっと寂しいし、かといって小動物を飼うほど生活が安定してない…と言うか、いつ帰ってこれるのかもわかんないから飼えない(当時)」と言うので、水が動いてそれなりに見て楽しめる環境が欲しかったということで、あまり景観にこだわったりはしていません。
いや、最初にレイアウトを考えてた時は色々試行錯誤しながら作ってましたけど。でも、私は決してセンスがある方ではないので、どこかで妥協してしまうんですよね。たぶん春にはレイアウトそのままに植物諸々はリセットすると思います。
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