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教授もそりゃ人間よな。

仕事の関係で今年の10月から、単位取得のための学生生活が始まった。

コロナ禍での特別な授業形態にも慣れてきた今、段々と教授の人柄もわかってきたけど、
ほんとに色々な先生がおられる。

毎日が新鮮だ。


先日、他の大学の教授が講師として登壇される、特別な講演型の講義があった。

ある1科目の授業時間が特別講義の枠となり、所属する学部の教授も皆さん参加される。

ZOOMによるオンライン講義だったけど、こんなに教授方が勢揃いすることはないので、

画面上に映る参加者の小窓が、なんだかワンピースの海軍が勢揃いした様な、まさに"オールスター集結"といった雰囲気。

もちろん僕ら一般学生も沢山いるけど、教授方はビデオをオンにして参加されているから、それぞれのお顔が見られる。なんともいえない迫力。

あの感じ、なんなんだろう。ちょっとワクワクするよね、ああいうお偉いさん揃う感じ。

そんな雰囲気に圧倒されながらも、講演が始まった。大学の特別講義講演だから、内容もかなり高度というか、難しい。

正直、やはり退屈ではあったから、内容半ばな感じでやり過ごしていた。。

そんな折、ふと画面に目をやると、とある教授の姿勢が明らかに異様なことに気づく。

「いや、どう考えても寝てるやん」

っていう角度。

皆さんも高校生活や大学生活を通して、「人が座りながら寝る姿」というものを何度も目にされてきたのではないでしょうか。

テキスト読んでただけだ!では説明がつかない、しっかりと折れ曲がった上半身。

あの独特な角度が、目の前のZOOMの1枠に広がっていた。


その異様な角度をされている教授は、いつも授業中の授業態度に厳しく目を光らせている先生。

若い助教の先生が、その姿を見てか、どこか落ち着かない様な表情だったことは僕の勘違いかもしれない。きっと。

講演への参加者は80名。

自分がその寝ている教授であれば、ふと我に返った時、心臓の鼓動が4倍くらいになると思う。

いや、次の講義、休講にするかも。


教授だって人間だ。眠くなる。

あの教授め!いつもガミガミいうくせに!みたいな怒りとかは、全くない。

そっちではなく、生を感じたというか、なんだかほっこりしたとある午後のひと講義だった。

人数多いとはいえ、ZOOMの様なオンラインツールはいつ誰に見られてるか分かりづらい。特に気を付けたいものです。

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