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頭のいい人が話す前に考えていること


【こんな悩みにオススメ】

知性溢れる話し方がしたいがわからない方

【3行で結論】

1.客観的な事実を整理し理解しておく(事前知識)
2.話を正確に理解し、相手の気づかない点まで深掘りする(相手の理解)
3.印象的な言葉で言語化をする(最終的な話し方)

1.客観的な事実を整理し理解しておく

根拠のないことに基づいて話している人はアホそうに見える。
深く理解するためには、物事を整理して考える必要がある。
物事には、反対意見もあることを当然把握した上で意見を述べる。

2.話を正確に理解し、相手の気づかない点まで深掘りする

相手が話している時は、真剣に集中して学ぶつもりで聞くと良い。
適宜質問を入れながら話を深掘りしていく。
意見や評価は軽々しくしない。相手は聞いてもらえることを求めている。

3.印象的な言葉で言語化をする

言語化とは、今までに存在しなかったものを存在させることである
再定義を用いた言語化をすることで相手に印象付けることができる
良い〇〇、悪い〇〇を考えることで言語化能力はつく

【その他個人的に心に刺さったポイント3選】

1.知識は人のために使え。知識が知性になる瞬間である

あなたは、今まで会話をしていて以下の2種類の人に会った経験はないだろうか。
A:知識が豊富でかっこいいな〜と思う人
B:知識をひけらかして感じ悪いなと思う人
この違いがまさに、"知識が相手の役に立っているかどうか"である。
Aの人は、話していても"自分が知識を持っていることを知らしめたい・承認されたい"と言った思惑が透けて見えるのである。
しかし、Bの人は本当にその人のために思って知識を使っているのだ。

*すだ的ポイント*
相手が困っている訳でもないのに知識をひけらかすのはやめよう!

2.承認欲求は満たす側になれ

承認欲求に従うと人は自分の話をしたいものである。
そこで、あなたは自分の話をするのでなく相手の話をしっかり聞くことが重要である。聞くことが何につながるの?と思うかもしれないが、しっかり聞くことで相手の話を十分に理解した上での会話を展開することができるのである。
また、相手の話を十分に引き出すには自分は相手から承認(=尊敬)されている必要がある。なぜなら、尊敬がない人に話しても人は承認欲求が満たされないからである。
*すだ的ポイント*
会話の外で、相手からの承認を得る必要がある。
そのためには、相手からの感謝される行動や自分の実績を行動で示して獲得する必要がある!

3.結論から述べる

耳にタコができるほど聞いてきた言葉である。
しかし、多くの人が意外と本質を理解できていないと個人的に思う。
そもそも結論とは相手が一番求めていることであるという前提が抜けているのではないだろうか。
さらに、バカの一つ覚えのように本当に結論から述べてはいけないのだ。
正しくは、
(どんな話をこれから展開するか話した上で)結論から述べる
だ。
例えば上司に、ちょっといいですか。とだけ伝えて話始めるのはNG。
なぜなら、今からどんな話がされるかわからないため聞く準備ができないからである。
*すだ的ポイント*
結論から述べると~といいながら全然結論じゃないと言った事態が起きないように、慣れるまでは相手が何を求めているのか先に書き出す!

【所感】

この本を読んだからと言って、頭のいい人と同じような話し方ができるわけでは決してない。
なぜなら、ポイントでも述べたように事前の知識+相手への理解+言語化能力の3つが揃って初めて頭のいい人の話し方ができるからである。
一朝一夕のハウツーでは真似できないということを理解できるだけでも本書籍の価値があると感じる。


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