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【採集と飼育】ニホントカゲとニホンカナヘビ、ちょっと補足【REPFAN】

まずは宣伝。
2024年8月29日発売のREPFAN Vol.24において、新連載「ニッポンの爬虫類・両生類を観察 採集 飼育してみよう」の執筆を担当いたしました。

充実の特集・他連載と併せてご愛読いただければ幸いです。

……それでですね、誌面ではニホントカゲ・ニホンカナヘビについて記したのですが、3ページに収めきれなかったお話がちょこちょこありまして……
その補完としてこちらのnoteを執筆した次第です。

まずはREPFANをお手に取っていただいた上で、追加コンテンツ的にお読みください。

採集と環境について

飼育の話題は下の方に纏めます。まずはフィールドのお話。

別項でも書いたんですが、やっぱこう、観察や採集を通してしか気付けないことってあると思うんですよ。「カナヘビがいっぱいいた3丁目の路地が工事されちゃったから、去年捕まえたコイツが3丁目の最後のカナヘビかもしれない」みたいな。

とはいえ一方で、調子に乗って採集しまくって、自分の手で生き物を減らすのは論外。

個人的には、1フィールド1年1種1ペア=同年に1か所で採集する生き物は、各種1ペアまで・みたいな誓いを立ててるんですが、あんまりにもマイルールすぎたので書かずにいました。

あとまぁ、あんま大がかりな道具は使わないとか、サステナブルな採集を心がけたいですね。

ケージについて

さてここから飼育ノウハウの話。お待たせしました。

誌面では上開きケージの使用例を紹介したわけなんですが、スライドなり観音開きなり、前開きのケージもアリだよなーとは思っています。

やっぱりピンセット給餌なんかをするなら、前開きの方がやりやすいんですよね。あるいは小窓付きのタイプとか。

あとケージサイズ。
どうしても家庭での飼育だと、最低サイズを基準で考えちゃうんですが…上野動物園だと90ケージ(たぶん前後反転したグラステラリウム9060)使ってるんですよ。

こんくらいのびのび飼育してあげるのが理想だよなあ、という気持ちもありますね。

あ、それと写真が暗かったのはほんとすみません。次回なんとかします。

床材について

基本的なことは誌面に書いたのでお読みいただくとして、特にニホントカゲの床材にはこだわりたいところ。

彼ら、ほんとビックリするくらい穴掘りが好きだし得意です。

結構いろんな床材を比較してきたつもりですが、やはり彼らが快適に掘れる・潜れるほど健康状態も良い気がします。

なお、コバエはめっちゃ発生します。

エサについて

こちらもまあ、概要はREPFAN読んでね・ではあるのですが。

ピンセットに・人工フードに餌付く個体もそれなりに多いんですが、言うてもWCですからね。餌付かないこともあるし、無理に餌付けなくても良い気はしています。

エサ皿+バラマキで与えて、生きた虫を追わせることで運動にもなるのかなーと。

ちなみにカナヘビよりもトカゲの方がエサに対して図太く、餌付けやすい印象です。

紫外線について

完全にウチの場合は・なんですが、ケージを早朝の1時間ほどだけ日光が入る場所に置いています。

朝の1時間は本当の日光・あとはUVライト……という形で、オーバーヒートを避けつつ紫外線を浴びてもらえればな~という意図です。

おわりに&謝辞

というわけで、宣伝を兼ねた補足記事でした。REPFAN読んでね。

改めて、白輪園長や田向先生・星さんやだっくすさんといったレジェンドに並んで自分の記事が掲載されているのが不思議な感覚です。

本企画にお声がけくださり、Web媒体との勝手の違いに僕が苦戦する中、解説も写真もなるべく多く入れてくださったツルケン編集長には本当に頭が上がりません。次回は僕ももっとうまくやります。

というわけで、気が早いですが次号も是非ともよろしくお願いいたします。

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Vanille
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