マローコラム紹介⑤ Starting with a Good Foundations, Part 1
カードゲーマーは全員、マローコラムを読んでくれ。読め。
マジック:ザ・ギャザリング開発チームのMark Rosewater――通称マローは、カードゲーム制作に関するコラムを20年以上に渡ってほぼ毎週執筆・公開している。マジックに限らず、カードゲームをプレイしている人にはぜひ読んでほしい内容だ。
この序文も5回目なのでね、もうハッキリ言うんだけどね、おれはマローコラム読んでないやつとは会話が成り立たないと思ってるからね。
マローの言うことに賛同するかどうかは別として、首席デザイナーの視点や方針を把握してるのは大前提だからね。
今回のピックアップ記事:『Starting with a Good Foundations, Part 1』
今回ピックアップするのは、「ファウンデーションズ」発売に合わせたコラムの前半『Starting with a Good Foundations, Part 1』だ。
邦訳が来たら紹介するつもりだったのだが、なんか結構かかりそうなので先んじて紹介しておくこととする。まぁ、英語できなくても機械翻訳で9割くらい読めるので読んでみてほしい。
邦訳記事公開後にリンクを追記予定。→こちら
初心者獲得とステップアップのために
マローは過去にも何度か新規参入についてコラムを書いている。筆者が最初に紹介した『新世界秩序』も、新規参入に関連する内容だ。
今回の『ファウンデーションズ』記事は、そうした記事の最新版ともいえる。マローが――すなわち開発陣が考える、「新規参入に何が必要か?」の、現時点での分析結果だ。
本文では、マローが「新規プレイヤーが覚えるべきこと」「これまでの初心者向け製品のあゆみ」を紐解いたのち、新たな基本セットたる『ファウンデーションズ』の目指すべきものを述べている。
興味深いのは、初心者向けアイテムであるとともに「年間の発売アイテム数を減らす」というサブコンセプトも提示されている点だ。
新製品の発売ペースが早すぎる・という不満の声を聞き届け、商品開発に反映していることは特筆すべきだろう。
そのほか、踏み込んだ内容は本文にてお確かめいただきたい。