note 読書記録『少女葬』櫛木理宇
彼女が暗がりの部屋で見つめるのは、一枚の凄惨な死体画像だった。
性別も年齢もさだかでない。ぼろきれ同然の少女。
ショッキングな描写のプロローグから始まる物語。
櫛木理宇さんの『少女葬』です。
あらすじ ※ネタバレ注意
主人公は、17歳の家出少女の伊沢綾希(いざわあやき)。
父親の支配下に置かれていた綾希は、お金を貯め続けて両親から逃れると、『グリーンヴィラ』という貧困層が住む集合住宅に逃げ込みます。
プライベートは皆無、名前を書かないと物がなくなるのは当たり前。
1万円