24歳、新卒2年目で70人を束ねる事業部長に抜擢。組織全体で成果を最大化する3つのポイント。
こんにちは、FinTの広報担当です。
今回はSNSソリューション事業部の部長を務める熊谷のインタビューをお届けします。
熊谷は、2021年にインターン生としてFinTにジョインし、2023年に新卒入社。
FinTではインフルエンサーチームのメンバーとして入社しましたが、2022年12月から最年少マネージャーとして同チームを統括し、2024年4月にはSNSソリューション事業部の部長に抜擢され、組織70名を束ねています。常に自分の仕事レベルを意識し、圧倒的なコミット量で成長し続ける熊谷に、部長になってからの変化を聞きました。
(熊谷が担当したプロモーション事例:「ウルリス」×にじさんじ 推し活で購買を生むVTuberマーケティング)
-今日はよろしくお願いします!今注力していることや、マイブームを簡単に教えてもらえますか?
現在は、FinTの売上の9割を占めるSNSソリューション事業部の部長を担当しているため、事業の売上を伸ばすには?という問いに対し、事業面、組織面の両方から常に考え、行動しています。
マイブームは、最近ついに一人暮らしを始めたので、料理にチャレンジしています。先日はFinTが運営している高松先生というTikTokアカウントを参考にして、エノキを豚バラで巻くレシピを作ってみました!ただ、調味料の分量を間違えてしまい、味付けがしょっぱすぎて残念でした笑
-それは大変でしたね笑
今年の4月から部長に抜擢され、今までのマネージャー時代と比べ、さらに責任範囲が広がりました。まず、抜擢された理由はご自身の中で何だと思いますか?
一番は、”当たり前基準”の高さと、それをメンバーに求め続ける姿勢かと思います。
自分は”当たり前基準”の高さを、「全てにおいての想像力が高いこと」だと考えています。想像する相手は、クライアント様はもちろん、社内の上司や周りの人全てに言えます。言葉のままを受け取るのではなく、本当に求められているものを常に考え、期待を超えていくことが信頼や感動につながると考えています。そして、この考えが至っていない事象を見つけたら、常に指摘するようにしており、その視野の広さや刺激する力を評価していただいたと考えています。
-ありがとうございます。
いざ部長になるタイミングでは、どのような変化があると考えていましたか?
正直、そこまでリアルな想像はできていなかったです。
分かりやすく、自分が管掌する組織が30人から70人に増えることは分かっていました。また、担当していたインフルエンサーチームに加え、オウンドメディアチーム(企業様のアカウント運用チーム)も担当するので、実務を経験したことがないチームのマネジメントも行うことになるのだなと感じていました。
しかし、実際部長になってみると、想像以上のレベルアップを求められました。
①あえて自分が緊張する人と話す時間を作る
-部長になって意識し始めたことを教えてください。
一つ目は、あえて自分が緊張する人と話す時間を作ることです。
組織のトップとして走り続ける中で、自分に負荷のかかるFBをくれるような相手と会話をさせていただくことの重要性を感じています。井の中の蛙にならずに、自分はまだまだなんだと思うことで、どんどん成長していかねばという刺激にもなります。
-具体的に、どのような方と、どのような会話をしていますか?
事業的な側面では、代理店や事業会社の両方の経験をお持ちであり、広告業界のトップランナーでいらっしゃるような方々とディスカッションするお時間をいただいています。そんな方々に我々のビジネス構造を踏まえながら、FinTをグロースさせるにはという点をアドバイスいただく時間は、とても貴重です。
特に「戦略とは捨てること」という言葉が印象的でした。FinTが広告代理店としてどう研ぎ澄ませていくかを悩んでいて、「このワードを使うとこの業界がマッチしなくなってしまうのでは?」などと悶々としていた時に、背中を押してくださいました。
また、過去にサイバーエージェントのメディア事業部の局長をされていた福地さんからは、組織面でご意見をいただいています。広告代理店は属人性が高まりがちな業界であるという前提の中で、前職でのマネジメント方法などを教わっています。福地さんとの議論の上で、「みんなが平均70点をとれる土台を作り、その上での属人性を許容する組織を目指したい」という目標を定めることができました。そして、長期的な思考で、組織全体のレベルをどうやって上げていくのかの思考をするようになりました。
このように、自分が緊張感を持って挑む機会を意識的に作り、負荷をかけることで、自然と視座が上がる機会を作っています。
②みんなを1歩ずつ動かし、自分は100歩の発明を
今まではプレイヤーとして、個人で数千万〜数億円規模の受注をとることに重きをおいていました。
しかし、70人の組織を見るようになると、自分の成果は一部のことでしかなく、メンバー全員がそれぞれ強くなった方が大きなモメンタムになると感じることが増えました。また、自分が一つの案件にメインで入ってマインドシェアが分散してしまうことで、他の案件の把握ができておらず、意思決定が遅れるという失敗も経験しました。
そこから、どうやってメンバーそれぞれの成長を再現性を持って作っていくかを考えつつ、自分はここぞというところでプレイヤーとしての強みを発揮することを意識しています。
-メンバーそれぞれの再現性というのは、どのように作り出していますか?
ここはまだまだ課題が多いのですが、施策実行におけるフレームワークや、ハイレベルな提案・レポーティングを実現するためのフォーマット開発などアウトプットの基準を引き上げる仕組みを作っています。
-また、そーいくん(熊谷)自身が行う「100歩の発明」とは具体的に何でしょうか?
現状だと、事業提携や大きなコンペ、ナショナルクライアントの開拓、新しいソリューション開拓などが該当します。
自分の強みは未開拓な領域を高速スピードでクリアにし、理想を実現していくことだと考えています。会社や市場にどの程度のインパクトをもたらすかを考え、自分にしか生み出せない100歩を作りにいきます。
③組織の基準/スピードのメトロノームになる
-「組織のメトロノーム」とは、どういうことでしょうか?
自分が組織の中心地点にいて、常にスピードや基準が落ちていないか察知し、働きかけることです。部長になってから、自分の基準以上に組織や事業のスピード感が速くなることはないと思ったことがきっかけで、大切な考えになりました。おそらく、マネージャーの時はその役割をCOOの山下が担ってくれていたのだと気づきました。
今は、メトロノームのように、自分が組織のあるべきスピードや基準を作り、組織全体に伝えていくことを意識しています。なので、自分のスピードを落としてはいけませんし、逆に現実的でないスピードを現場に求めないように心掛ける必要があります。
そのためには現場のことをどれだけ解像度高く知って現実的なFBをできているかが肝になると考え、今まで担当して来なかった事業部の一次情報を取りに行くことを改めて意識しようと思いました。
また、営業現場にもメンバーと入り、クライアント様の声を直接聞くようにしています。現場のリアルも知りつつ、業界理解も進んで事業の意思決定軸がブレづらくなります。ありがたいことに、普段はナショナルクライアントのブランドマネージャーの方とお話させていただくことが多く、圧倒的に高い事業解像度を求めている方々なので、今FinTどんなことを求めているのか?を常に見直し続けています。
-そーいくん(熊谷)は常に、組織全体の”当たり前基準”をどう上げるかにフォーカスしているように思います。そのきっかけは?
自分自身の基準を上げていただいた経験を通して、その大切さを知ったからでしょうか。
大学3年生のインターン時代に、若年層向けシャンプーブランドの担当になり、年間数億のお取引をするまで拡大させたことと、その担当者さんとの出会いが大きいです。
その担当者さんは、自分たちが若いからどうこうではなく、パフォーマンスを見てフラットに評価をしてくれる方です。そして、FinTができることの範囲だけではなく、一緒にブランドを伸ばすためにできることは何かを常に考え、ご提案させていただくことができました。
こういった経験を通じて、表面的に伝えていただいた以上のことをして、期待に応えることの重要性を学びました。
-ご担当者様も、最初からそーいくん(熊谷)に全てを相談していたわけではないと思います。どうやって最初の信頼を獲得したのですか?
先方の基準に追いつくために、圧倒的なコミットをしました。
もちろんスピード面もですし、担当者さん並みにシャンプーブランドに詳しくなり、対等にディスカッションできるまでの知識をつけました。当時は20種類以上のシャンプーを試し、SNSでの口コミも毎日追っていました。
このくらいのコミットしたら一緒に事業成長を実現できるんだという実感を持つことができました。
-ありがとうございます。
少し質問が変わりますが、そーいくん(熊谷)が最近刺激を受けた経営者や考え方はありますか?
最近は、ユニクロがパリのオペラ座という一等地に店舗を構え、長年地道にチャレンジしている姿がとてもかっこ良いなと考えています。パリ進出の背景に、ファッションの中心地に日本ブランドを出していくことによって、日本の技術力や伝統に対してプライドを取り戻そうという気概を感じます。そして、今年の欧州での売上は約3,000億円となっており前期比45%増の躍進を遂げているとのことです。
こういったチャレンジを見ていると、最初は小さいチャレンジだったとしても、その裏側にある想いの視座の高さが大事なのだろうなと感じます。そういった意義や想いがなければ事業は持続しないからです。
そして、自分も日本の閉塞感を打ち破りたいという想いを持っているので、FinTのグローバルチャレンジにも意義を感じています。
-最後に、今後FinTにどんな若者に入ってきて欲しいですか?
自分の中で、本気で世の中を変えたいと思っている、事業を作っていきたいと考えている方です。成し遂げたいことが大きすぎるくらいで良いと思いますし、欲深い人ってとても素敵だと思います。
そのため、自分が面接に参加させていただく際には、将来的な話をした時にそれがどれだけ壮大か、そしてそれを実現する土台として、過去にきつい経験から逃げずに乗り越えたか、
この2点を見させていただいています。
自分はFinTの中で抜擢してもらい、他社では考えられないような経験と学びをさせてもらっています。自分がロールモデルとなり、20代が最も抜擢される組織を自分起点でも作っていきたいです。
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【採用情報】
・株式会社FinT採用ページ
【過去の熊谷のインタビュー】
・サイバーエージェント内定者ビジコン優勝!年間4億のプロモーション案件を動かす、FinT最年少マネージャーとは?
【熊谷自身のnote】
・新卒でFinTに入社し、抜擢されるために意識すること
・最年少マネージャーに抜擢されるために意識した4つのこと
・4ヶ月で新規事業を任されるまでの道のり
【熊谷が担当したプロモーション事例】
・「ウルリス」×にじさんじ 推し活で購買を生むVTuberマーケティング
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