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読み手の感情を揺さぶる修辞技法の習得

この記事では、ライティングをやる上での重要な部分となります。
身につけたらビジネスを行う上でもかなり有利になります。

今回は、「修辞技法」について学びます。

ライティングのテクニックは心理誘導がメインだと考えられがちですが、日本語のテクニックとしては修辞技法で説明ができます。
それにより「表現の豊さ」を文章で表すテクニックを強化することができます。
これができると読み手にとって読みやすく楽しめる文章を書けるようになります。

■修辞技法は種類

比喩(直喩、隠喩、換喩、象徴喩 etc...)
 =何かに例えて読み手の想像を掻き立てる表現技法
 例)・霊がまるで綿飴のようだ <直喩>
   ・心に楔を打ち付けた <隠喩>
   ・バッハが好きだ <換喩>
   ・ペンは剣よりも強し <象徵喩>

擬態語、擬声語、擬音語
 =様子を文字として表す技法
 例)・ズキズキ、わくわく、ハラハラ、ドキドキ <擬態語>
   ・ワンワン、ニャンニャン、カーカー <擬声語>

擬人法、擬物法
 =物を人に例える技法、人を物に例える技法
 例)・街の夜風が優しく僕を包んだ <擬人法>
   ・彼女はまさにロボットだ <擬物法>

倒置法
 =文の要素や文そのものを倒置して強調する技法
 例)・俺は海賊王になる <通常>
   ・俺はなる、海賊王に <倒置法>
   ・海賊王に、俺はなる <主語の倒置法>

反復法
 =同じ語を反復することで強調する技法
 例)・もっともっと稼ぐ
   ・赤く赤く染まった手首

同語反復
 =同じ言葉を2回用いて強調する方法
 例)・それはそれ、これはこれ
   ・選びたかったから選んだだけ

体言止め
 =名詞で文を締め括り余韻を残す技法
 例)・私が一番感動した思い出、それは富士山頂から見たご来光と雲海。たどり着くまでの苦労を、全て忘れてしまうほどの光景でした。

反語 
 =文末を疑問形で残して、強い断定を表す方法
 例)・suchnosが昔ドヤンキーだったといって誰が信じるだろうか?(いや、信じないだろう。)

省略法
 =文字を省略して読み手にリズムを与える技法
 例)・あの人は羽振りがいい、高級車、高級腕時計、ハイブランド、高級料理、海外旅行。

対照法
 =逆の立場をおいて、言いたいことを強調する技法
 例)・あいつは自分に甘いくせに、人には厳しい。

疑惑法
 =曖昧な論述を用いて答えをぼやかせる技法
 例)・スポーツで大事なのは攻撃か防御か、攻撃が大事とも言えるし、防御が大事とも言える。

他にも、緩叙法や誇張法など色々ありますが、よく使われるメインの修辞技法は上記の11種類程度を押さえておけばひとまず大丈夫です。
これらは言葉を覚える必要はありませんが、知識として押さえておきましょう。

■品詞について

日本語の文章は『品詞』というパーツで出来上がっています。
品詞は活用があるものと、活用がないものでざっくりと分けられています。

<活用がないもの>
 名詞:物体、物質、人物、場所など具体的な対象を指示するもの
 副詞:動詞、形容詞、副詞の修飾(はっきり、わざと、やや、ますます)
 連体詞:名詞を修飾(あの、いわゆる、こういう、大きな)
 感動詞:主語、述語、修飾語になることも他の語に修飾されることもない独立語

<活用があるもの>
 動詞:主に動作や状態を表す言葉(走る、消える、動かす、助ける)
 形容詞:名詞を修飾して状態や性質を表す言葉(美しい、綺麗な、透明な)
 形容動詞:動詞+形容詞(静かだ、厳かだ)
 助詞:単語に付加し自立語同士の関係を表したり、対象を表したりする語句の総称(に、が、を、へ、と、から、、、etc)
 助動詞:動詞の形態が変化したもの(食べていた、食べている)

この記事では、ライティングについてのコンテンツなので、
『助詞』にフォーカスして理解を深め、伝える力を鍛えていきましょう。

■格助詞

 「が」「の」「を」「に」「へ」「と」「から」「より」「で」「や」

まずは例文を読み、正しく言葉を置き換えて例文を完成させてみましょう。

【例文】
・修正前
言われた通りにやっただけでも、全くの0でもライティンングの能力がとても上がった。
Aの完全構築した不変的ライティングメソッドとsuchnosがお贈りするとてもわかりやすくお伝えすることができる動画編集スキルがあなたを真のライターへと導きます。

・修正後
言われた通りにやっただけでも、全くの0からライティンングの能力がとても上がった。
A完全構築した不変的ライティングメソッドとsuchnosがお贈りするとてもわかりやすくお伝えすることができる動画編集スキルあなたを真のライターへと導きます。

上記の修正後の文章の太字部分が正しい格助詞にしたものです。
とても些細な違いですが、このように文章の中の些細な言葉の使い方を正していくことで、読み手の小さなストレスがなくなります。
小さなストレスを一つ一つなくしていくと、最終的に読みやすい文章となります。

こういった小さな間違いは文中では見つけにくいですが、ここに気づけるようになれば、自然と上手な文章を書けるようになっていきます。

■接続語

次は接続後です。接続詞と同じ内容です。
接続後の役割は、文と文を繋ぐことです。
ルールを理解してリズムのある文章を書けるようになっていきましょう。
接続語にはいくつか種類があるので、これもまた一つずつ覚えていきましょう。

順接: 前の文脈の当然の結果として、後の文脈を導く働き
 例)だから、そのため、このため、それで、そこで、よって、すると、だとすると、ゆえに、それゆえに、したがって、それなら、それでは、ならば、だとしたら、そうすると、そうしたら、そうでないなら、そうしないと、さもないと

逆説: 前の文脈と相反する事柄として、後の文脈を導く働き
 例)しかし、しかしながら、ただ、だが、が、けど、けれど、けれども、だけど、だけども、でも、それでも、ではあるが、そうではあるが、ところが、ですが、にもかかわらず、ものの、のに、なのに、それなのに、しかるに、とはいえ、とはいうものの、そうはいうものの、そのくせ

並列: 対等の関係にあることを示す働き
 例)および、かつ、それから、ならびに、同じく、また

添加: 別の物事を付け加える働き
 例)さらに、また、しかも、おまけに、そのうえ、そして、それから、それに、それにしても、そればかりでなく、そればかりか、それどころか、どころか、それに加えて、ひいては、なお、しかも、ともあれ、加えて

対比: 相違点や共通点を比べる働き
 例)一方、他方、逆に、反対に、対して、それに対して、反面、その反面

選択: 対立点の中からいずれかを選ぶ働き
 例)または、もしくは、あるいは、ないしは、それとも、他には、他にも

列挙: 順序をつけて示す働き
 例)第一に、第二に、第三に、、、、 
   一つ目は、二つ目は、三つ目は、、、、
   はじめに(最初に)、続いて(次いで)、最後に(その後)、、、
   まず、次に、さらにそして

説明: 理由、根拠を明らかにする働き
 例)なぜなら、なぜならば、なぜかというと、というのは、というのも、だって、なにしろ、なにせ

補足: 不十分を補う、または、例外を示す働き
 例)ちなみに、なお、ただし、ただ、もっとも、そもそも、そのかわり、実は、実のところ、実は言うと

換言: 前の文脈を言い換える働き
 例)つまり、すなわち、要は、要するに、いわば、言い換えると、換言すると、言ってみれば、と言うより、というか、むしろ、かえって、そうではなく、かわりに、そのかわり

例示: 例を示し理解を助ける働き
 例)具体的には、例えば、いわば、いってみれば、とりわけ、特に、なかでもとりわけ、殊に

・転換: 話題を変える働き
 例)さて、ところで、ときに、次に、ともあれ、では、それでは、それはさておき、それはそうと、それにしても、そういえば、じゃあ 

・結論: これまでの話題を締めくくる働き
 例)どの道、どっち道、このように、こうして、かくして、結局、以上、とにかく、いずれにしろ、いずれにしても、どっちにしても、どっちにせよ、どちらにせよ

以上になります。
これらは全部覚えなくても大丈夫です。
こういった使い方をするのか〜〜といった程度で、知識として理解していただくので十分です。
今回の記事でご説明したような日本語の正しい使い方を身につけて、読み手を惹きつけるような文章を一緒に書けるようになっていきましょう!
地道な努力の継続あるのみです。

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