見出し画像

診断⑦:セカンドオピニオンでもバセドウ確定/3つの治療法まとめ

無事検査を終え、結果を聞くことになりました。

結果は、やはりバセドウ病。
確定でした。


シンチ検査まで受けたので自分も今回は
”そうか、完全に確定したんだな”と納得し
自分がバセドウ病であることを受け入れられました。


納得した次は、「これからの治療方針」について。
バセドウ患者が選べる3つの選択肢について、ここでまとめていきます。



【バセドウ病と診断された後の治療法について】

現在、バセドウ病の治療法は3つある。

1、薬物療法

画像1


 最も選択する人が多い治療法。毎日薬を飲むだけ。
薬を飲み続けることで、甲状腺の数値を安定させる。
安定するまでにかかる期間は個人差があり、数カ月から生涯にわたる人まで

メリット
 ・手軽ですぐに治療を開始できる
 ・薬が合えば短期間で数値が安定する可能性もある
 ・薬が合えば他の2つを選択することなく、薬のみで治療を続けられる

デメリット
 ・副作用がある
   かゆみや、じんましん(10人に1人)
    症状:耐えられるかゆみ~眠れないくらいのものまで
    対処法:かゆみ止めの処方、薬の変更
   無顆粒球症(1000人に1~3人)
    症状:白血球減少。高熱やのどの痛みがあり命にかかわる
    対処法:即座に薬を中断し、主治医へ連絡
 ・薬の効果が表れるまでの期間に個人差がある
 ・安定し、一旦薬を中止しても、後で再発する可能性が高い
   (約半数は再発すると言われている)


2.アイソトープ(放射線)治療

画像2

 アイソトープという放射能を使った治療法。放射能入りのカプセルを飲み込み、時間をかけて甲状腺自体をギュッと小さく縮めて治す
 アメリカでは9割の人がこの治療法を選択しているが、日本は原爆の経験もあるため、避けたがる人が多い

メリット
 ・効果がほぼ確実に出る
 ・副作用の心配なし(この治療でがんや白血病になることはない)
 ・バセドウの症状で「のどの腫れ」がある人は小さくできる
 ・手術よりも費用が安く、手軽

デメリット
 ・治療後はほぼ確実に「甲状腺機能低下症(バセドウの逆)」になる
  その場合、生涯にわたってホルモン剤(薬の服用)が必要になる
  ホルモン剤は副作用が無いので、飲むのさえ忘れなければ問題ない
 ・実施できる医療機関が限られている(日帰り可能なところも多い)
 ・治療後しばらくの間は甲状腺機能の変動が大きい
 ・バセドウ病眼症が悪化することがある


3.手術

画像3

 一番古くから行われてきた治療法。
甲状腺を全部切り取る全摘術と、少しだけ残しておく亜全摘術がある

メリット
 ・3つの治療法のなかで最も早く効果が得られる
 ・バセドウの症状で「のどの腫れ」がある人は小さくできる

デメリット
 ・手術併発症が起こることがある
  (出血、声のかすれ、カラスまがりなど)
 ・手術法によっては再発の可能性がある
 ・アイソトープ治療と同じく、「甲状腺機能低下症」になるため
  生涯にわたってホルモン剤(薬の服用)が必要になる
  ホルモン剤は副作用が無いので、飲むのさえ忘れなければ問題ない
 ・実施できる医療機関が限られている(入院が必要)
 ・傷跡が残る
 ・費用がかかる
 

3つそれぞれにメリットとデメリットが。


悩んだ末に、私が選択したのはやはり薬物療法でした。


①とりあえず薬物療法から入る
       ↓
②薬が合わないor効き目がない場合
       ↓
③アイソトープもしくは手術に変更する

                  というパターンが多いそうです。

薬は2年間を目安に飲んでみましょうとのことでした。



早速、今夜分からの薬が処方されることに。

きっと前回内科から貰った「チウラジール」という薬と
同じものなんだろうなと思い、受け取った処方箋を確認。

するとそこには「メルカゾール」という文字が。

あれ?と疑問に思った私は
先生に「チウラジール」と「メルカゾール」の違いを聞いてみました。


「にほんブログ村/バセドウ病」に参加しています

いいなと思ったら応援しよう!

すちか
よろしければお願いしますm(__)mもっともっと充実した内容になるよう全身全霊でがんばります!!(^^)v