「Mada」ー歌詞の意図
こんにちは、SUCHAです。
かなり期間が空いてしまい恐縮ですが、今回は以前製作しYouTubeに投稿した”Mada”という曲の歌詞の解説をしていきたいと思います。
上のリンクから視聴できますので、聴いた上で解説を見ていただけると嬉しいです✨
では改めて。
1. 曲を作ったきっかけ
皆さんの身近に、babyの存在はいますでしょうか。
昨年1月、私にとって初めて身近に赤ちゃんが産まれました。
姉の子ども、つまり姪です。
それはそれはなんとも可愛らしく、可愛がるしかできない立場の私として、その存在は自身の価値観を覆すような存在となりました。
というのも、末っ子で産まれた私は昔から年下が苦手だったのです…
自分より明らかに小さくか弱い生き物を見て、これまでずっと守られる側だった私にもようやく守るべき存在ができたのです。
そしてそのタイミングで、いつもお世話になっているbeesicさんが「こんな曲どうですか?」と、とても可愛らしい、けれども可愛らしいだけじゃない素敵なトラックを送ってくださったではありませんか。
こんな高尚な気持ちを味わえる機会なんて一生来ないだろうと思い、産まれた姪のことを歌として形に残そうと決めました。
それでは、私はどんな想いを歌詞に込めたのでしょうか。
2. 1番の歌詞から読み解く
1番のAメロはとてもわかりやすい歌詞と言えるでしょう。
そう、わかりやすく情景です。
姉が実家で子育てしていた当時、ベッドがカーテンの真下でそのすぐ近くのベビーベッドでお昼寝をしていた超絶美少女・姪。
姉も起こさないように、足音は立てないように慎重にしていました。
そして起きた時の姪目線では、カーテンがゆらゆらひらひらと。
太陽がキラキラと見えたのではないかなと思い、メロディに沿って可愛らしい味付けをしてみました。
ハイハイできるようになりかけている姪が、とってもキュートなお顔で一生懸命こっちに近づいてきてます。
場面変わって、天気の良い日にベビーカーに乗って外でお散歩!
お散歩している時はずっとママの顔が見れます。
(産まれてすぐは、しばらくベビーカーは後ろ向きなので)
サビですが、これは私なりに考えた崇高な赤様の御気持ちです。
お節介になっているとも知らず、なんと健気。
英語部分の訳は下記のようなイメージです。
姪はただ、ママを励ましたくて泣いているだけなのかなと。
「自分が泣く⇨母が笑顔であやす」の構図が、
「自分が泣くと母が笑顔になる」の解釈になっちゃったのかなと。
そういう想像を膨らませてみました。
また、"Fight drowsiness"とは「眠気と戦う」という意味です。
ママを助ける為に戦う相手が眠気。可愛い。
3. 2番の歌詞から読み解く
Aメロは1番と同じく情景です。
なぜこの言葉にしたのか、というのはいろいろ理由がありますが、ぜひ考えてみてください。
さて、次は私が初めて作ったラップパートです。
英語の早口言葉って皆さんご存知でしょうか?
私は中高で通っていた塾で習ったのですが、下のような早口言葉があるのです。
"L"の発音を学ぶのに最適な英語の早口言葉です。
「ラップを作ろう」と思った時に、まずは英語を入れたいな思いました。
ただ英語のラップなんて思いついてすぐ作れるものではないので、今ある知識の中で作るとしたら…と考えた時、ふと英語の早口言葉が出てきました。
「韻を踏む」の真逆なことかもしれませんが、ふむ、実に面白い。
そして英語の早口言葉の一覧を眺めていたところ、なんともこの曲にあった可愛らしくも適切なものが見つかったではありませんか。
そんなこんなの経緯でできた歌詞です。
ちなみに私はよく言う単語をそのまま歌詞にはしたくないタイプなので、歌詞を書く時はスマホの同義語検索サイトを片手に作っています。
一行目はわかりやすく"i"で韻を踏み、下の英語はただの私の気持ちです。
大きくなった時が楽しみでしょうがないよ〜ええ〜!?今何歳よ!!(叔母目線)
5年後には絶対に言ってます。いや3年…
私は親になったことはないですが、大人として、将来を担う子どもたちとどう歩むべきかは理解しているつもりです。
親として、その子の未来を明るくすることはもちろん自分の為にもなるけれども、全てを子にぶつけてはならない。
あくまで平行に、共に歩んでいくという姿勢が大切だと考えます。
そして、失敗しないようにレールを引くのではなく、あくまでその子が歩みたい道で失敗した時にフォローをしてあげたいなと思います。
もちろん思い通りに行くのが子育てではないのでしょうが、理想を持つことは罪ではないでしょう。
でも今はまだ簡単に命を失ってしまう可能性のある赤ちゃんなので目を離さずにしっかりと守ってあげないと…
姉夫婦を見ていて、少しですが親としての苦労がわかったような気がします。
私自身、もし道で困っている子連れの方がいたら
勝手に体が動いているような人間に少しでも近づいていると信じています。
はじめに戻りますが、私にとってbabyとは全く身近な存在ではなかったので。
この経験をさせてくれた姉家族に大感謝しています。
ラストのサビは1番と同じですが、眠気をグッバイして大泣きしているbabyの景色を添えて。
4. タイトルの意味
ここまで歌詞の意味について掘り下げてきましたが、それでは果たしてなぜ"MaDa"というタイトルになったのか。
結構悩みましたが、最終的にはひらめきでした。
曲の最後に、こう歌っています。
そう、"Mama"と"Dada"を取って"MaDa"です。
姉夫婦にプレゼントの気持ちを込めて、というのもありますが、ラストのサビのように「”まだ”小さな赤ちゃん」「”まだ”そのままでいてほしい」
といったような、成長してほしいようなしてほしくないようなという気持ちを叔母目線ながら感じたので、タイトルに込めてみました。
姉夫婦はどう感じているのでしょうね😏
雑談ですが、今まで「叔母」と「伯母」の違いを「父型の兄弟か、母型の兄妹か」だと思っていました、、、
父母の姉が「伯母」で、妹が「叔母」だったんですね…
またひとつ大人になりました。この記事を書いてよかったです笑
5. 総括
今回の曲のテーマは大きく言うと【親子愛】です。
製作時期少し前にちょうど姪が産まれ、これまで赤ちゃんという小さい生き物に触れてこなかった私はとても衝撃を受けました。
それと同時に、大人になった自分に物凄く大切なことを教えてくれたような気がしました。
姪が大きくなった時、この歌を聴く機会があって何かを感じ取ってくれたら嬉しいです。
この曲の理解ができた時、それがひとつの成長の証になってくれますように。
それでは、最後までこの記事を見ていただきありがとうございました。
何か感じたことなどがあれば、コメントいただけますと幸いです。
それでは、また次の記事まで。