線路上の歩道橋から、尻尾を振りながら電車を見つめる犬がいた。 「あのわんちゃん、よっぽど電車が好きなんだねー。」 「電車が大好きだった子供の、生まれ変わりかもしれないねー。」 そんな返事をくれる彼が大好きだ。