5月の記録:洋書3冊とコロナ初感染
こんにちは。5月は投稿が滞りましたがちゃんと生きています。
なかなかいろいろあった1ヵ月。振り返ってみたいと思います。
洋書1冊目
5月の最初(GW中)に読んだのはGabrielle Zevinの「Tomorrow, and Tomorrow, and Tomorrow」。(レビューはこちら↓)
Gabrielle Zevinの本は初めでしたが、すんなり物語に入っていけるし、紡がれている物語の世界に早く戻っていきたくなります。相性はあると思いますが、私はとても好きなタイプの文章です。この本は今のところ今年のお気に入りナンバー1。物語に登場するゲームが実際にあったらプレーしてみたいです。というわけで同作者の過去作も堪能中。
現在、Kindle版が安くなっているので気になる方はぜひ。
主人公は島で本屋を営む、妻に先立たれた偏屈な中年男性のもとに赤ちゃんが舞い込んでくる話。本屋の話という点だけでも親近感がマックスなのですが、やっぱり引き込んでくれるし、世界観も好みで、今のところ面白いです。
コロナ初感染
GWが明けた翌々日から具合が悪くなりました。あれよあれよという間に症状が悪化。高熱とのどの痛みがあったので、2日目の朝、コロナの抗原検査をしたところ陰性。そして、3日目にのどの痛みが強くなり溶連菌を疑いました。3日間も高熱が出続けるのは人生で初めて。大人の溶連菌は抗生物質のほうが治りが早いと思って病院へ。しかし溶連菌も陰性。抗生物質はもらえずじまいとなりましたが、やはり症状がよくならないので翌日再び病院へ。コロナの検査したところ陽性に。。。
発熱後、そんなに時間がたつまで陰性のことがあるなんて。。。確定診断まで右往左往しましたが、全て感染症外来・発熱外来で車内や隔離される形式での診察だったので、まき散らしてはいないと願いたいです。
2020年の感染拡大から3年間大丈夫だったのに、ここに来て世間がマスクを外すようになり、私もGW中外してみたら案外簡単に移りました。息子も調べたら症状なく陽性だったので、もしかしたら小学校からもらってきた可能性が高いかも。集団免疫も大切かもしれませんが我が身を守るという意味ではマスクは大切ですね。私自身はコロナ後遺症の咳が続いていて、マスクしないと周りの視線が痛いのでマスクは続けます。
結局7日間ほど続いたコロナの闘病中、味覚・嗅覚障害にもなりました。カレーがゴムみたいなにおいだったり、お米もまっずそうなにおいにしか感じなかったりしました。強いて言えば、塩っぽいものとお米は味がせず…というか味やにおいが変化してすごくまずく感じましたが、甘みはおいしく感じて、食欲的には主にゼリーやアイスや果物が食べたかったです。果物も、のどが痛いときは柔らかくて酸味のないものしか食べられないので、生の果物はもっぱらバナナでしたが、ゼリーに入っているみかんとかパイナップルなら酸味ゼロなので食べられました(参考になれば)。
ドラマ「精霊の守り人」
症状が軽かった1日目・2日目は読書ができたのでさらっと読める短編と児童書を2冊読みました。3日目からは自宅入院に近かったので、高熱にうなされながらNetflixで「精霊の守り人」(綾瀬はるか主演)をひたすら見てました。
それにしても演者さんが皆さんお上手で引き込まれました。バルサの槍さばき、かっこいいな。刺されても刺されても治るのすごいな。。。トロガイはメイクも演技もすごいな!!!おいおいシハナ…。気恥ずかしいシーンに身もだえ、頼りないチャグムにあきれ、王子たちの成長を喜び、下民たちの闘いに震える…。原作は1冊しか読んでませんが、私的にはとても面白かったです。原作への忠実性がどの程度なのか気になるところではありますが、映像を見てから原作に行くと、込み入った話がスッと読めたりするところが利点ではないかな。ずっと気になっていた作品だったので、病気といえどやっと見る時間が取れてよかったです。
洋書2冊目・3冊目
さて先ほど書いた軽症時に読んだ本は、Claire Keeganの「Foster」とKiran Millwood Hargraveの「Julia and the Shark」。
Claire Keeganのレビューはこちら↓
心温まるいいお話でした。何度でも読み返したくなります。子どもがいる人におすすめ。
2冊目は「Julia and the Shark」。
少女Juliaは、両親とある島の灯台に引っ越してきます。お父さんは灯台の機械の仕事、海洋生物学者のお母さんは、幻の巨大なサメを探しています。お父さんは灯台、少女は島の環境や人々との出会い、お母さんは幻の巨大サメ探し、、、と、一見ロマンのある物語なのですが、伏線で精神病や自殺なども描かれていてかなりセンシティブな内容でした。ネットでは「マジカルで素敵な物語」みたいな紹介のされ方をしていたので「サメ探しの冒険」的な話かな~と何の気なしに読み始めたのですが、テーマ重いです。児童書という視点でこういうテーマは必要だと思いますが、あらすじにそういう内容だと全く書いてないのがマイナス点かな。マジカルではなく超リアル。読む前の心づもりってこういう繊細なテーマでは結構大事なんだと思いました。ちなみに私が読んだ版のデザイン(黄色い表紙)は、作者の旦那さんが描いたイラストが添えられていて、黄色とグレーのツートーンでとてもステキな装丁でした。精神病について親子で話し合うことの大切さに気付くきっかけになるかもしれません。
とまあ、5月はこんな感じでした。皆さんはいかがでしたか?
ではまた♪
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