読書メモ「Crenshaw」by Katherine Applegate
昨日読み始めたのは「Crenshaw」という児童書です。カバーデザインは、でっかい黒猫と男の子が並んで座っていて、紫の空のどこか異世界の雰囲気が目を引きます。私は動物の後ろ姿が結構ツボなので、カバーのかわいさにジャケ買いしてしまいました。
三部に分かれていて今一部を読み終わったところです。冒頭の引き込みのうまさが際立っていたのが印象的。1行目は男の子の一人称で「I noticed…」と始まりますが、何かと思いきや、突然「…several weird things about the surfboarding cat.」(サーフィンをする猫について気づいたこと)と続きます。(以下要訳)猫は「サーフィンをしていて、Tシャツを着ていて、傘を持っている、そして僕以外の人には見えない猫。サーフィン中傘が風にあおられて空を飛んで降りてきた」。サーフィンをしてる猫っていうだけでも不思議ですが、このダイナミックな導入に思わず冒頭で「おっ!」と目を見張りました。
対象年齢はミドルグレード(8~12歳)以上で、英語難易度は易しめです。
今(第一部)は「その猫がなぜ見えるようになったのか」と疑問に思っている主人公の少年の近況や心理をたどっているところです。どのような展開が待っているのか続きが気になります。