PERFECT DAYS

楽しみにしていた作品。期待通りでした。一人の清掃員の日常。キチンとした毎日を送る平山が現実にいるんじゃないかと探してしまいそうなくらい説得力がある。禅の世界のように心穏やかに過ごす毎日であっても生きている限り心が波立ってどうしようもない日もある。年を重ねるとは、そういう事をいなす術が身につくという事かもしれない。

それにしても、ここに出てくる東京の街はまるでミニチュアを見ているよう。景色に監督の魔法がかかっています。そして、素晴らしい?公衆トイレの数々。街が動く音。眠る音。起きる音。カセットテープから流れる素敵な音楽。それらで埋められている事が自分もそこにいると錯覚させられる。

この世にはいろいろな世界がある。

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